「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        老人クラブに入会はしたものの

2008-03-18 06:15:00 | Weblog
老人クラブの”顔役”の老妻から無理やり区(東京)の主管する老人会に入会させ
られ大枚1500円の年会費を支払った。僕らの住む区内には25の「老人憩いの家」
があり、カラオケ、ヨガ、フラダンス、健康体操など35種目の教室がある。老妻はフ
ラダンス、書道、クレヨン画、棒体操などほとんど毎日のように参加、その上、会費
の徴集役までやっている。

正直いって毎日このような雑文を書いていると、一日は結構忙しい。今は”休眠中”
だが、もう少し経つと朝のラジオ体操にも参加する。そんな訳で老人会には参加し
たくなかったのだが、老妻の”顔”を立てて参加した。が、区内報で老人教室を見る
と、ほとんどが”おばあちゃん”向けであって”おじいちゃん”向けはあまりない。昭和
一桁の男性は”仕事人間”が多く、無趣味な人間ときている。

旧友の一人は毎朝9時半に家を出て、近くの図書館へ行くのが日課になっている。
雨の日も風の日もである。現役時代のリズムを崩したくないのだという。サラリー
マンの悲しいサガである。近くの大型スーパーへ行くと、休憩場所で、買ってきた弁
当を開き、中にはカンビールを飲んでいる同年齢のご同輩もいる。

”おじいちゃん”達は、行き場がないのである。老人クラブに参加すれば好いのだが、
無趣味の昭和一桁は、今さら習い事かという意識もある。さて、僕もどうしようかと
迷っている。一つのメリットは老人傷害保険に入れて、ケガをしたとき有利な保険金
が貰えるのだそうだ。しかし、わざわざケガをするわけにはゆかない。

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4 コメント

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Unknown (じひょん)
2008-03-18 09:52:44
私の母方の祖父母は昭和元年生まれですが、ゆっくりと座ることが苦手らしく一日中畑仕事をしたり、庭の草取りをしたり何かをしています。
働き者なのでしょうね、戦後からガムシャラに日本を立ち直してくださったこの年代の方たちの話を聞くことはとても好きです。
kakekさんの話もゆっくりとお茶でも飲みながら聞いてみたいといつも思っています、、、が、私のすっとんきょんな受け答えに、後悔なさるかもしれません。
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Unknown (chobimame)
2008-03-18 10:55:59
老人クラブは、女性向けの講習が多いのですかぁ~
近所の行政の会館では、よく男の人が料理教室や陶芸をやっていますよ。
料理や陶芸は、男の人でもやるとハマるそうです。ソバ打ちなんかも面白いらしいです。
うちの祖父は老人クラブには絶対に行きませんでした。
老人と会話をすると老人臭くなると言って。汗
まぁ死ぬまで自営をやっていたので、そんな暇もなかったのですけど。
だけど、老人クラブも良いと思うんですよねぇ。
特に独居老人の方なんかは、積極的に参加をして孤独にならないことが大事だと思います。
やっぱり人は人と触れていた方が良いと思いますよ。
だけど独居老人の方は、人間嫌いの方も多いのだそうですね・・・皮肉なものですが。
kakekさんが老人クラブに入ったら、何か習い事を発起したらどうでしょうか?
男性が広く参加を出来るような教室を作るのも楽しいかもしれませんよ。
インターネット教室とか。
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働き者世代。 (kakek)
2008-03-18 16:27:43
じひょん さん
「二宮金次郎」の世代なのです。薪を背負いながら勉強し、勤勉貯蓄が美徳なのですね。とくに女性はそうでしたね。
老人会でも75歳の老妻はまだ若い方で、80歳代でもお元気なかたが多いですね。
一時盛んだったゲートボールは、僕らの世代は嫌いです。あの号令が嫌いという人が多いみたいです。

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同じ年寄りでも (kakek)
2008-03-18 16:40:38
chobimame さん
同じ年寄りでも違います。蕎麦打ちは60歳から70歳までの”前期高齢者”はブームのようですが、昭和一桁世代はあまり好きではないと思います。食糧難時代の体験の違いなのでしょうか。
老人会の音楽教室でも若い老人にはポップスが人気のようですが、僕らの世代は軍歌、叙情歌せいぜい演歌です。
「古文書」教室がありますので、これに参加しようと考えています。
後期高齢者になると、家に引き籠り老人が多くなります。長寿の人は家にいませんね。
せいぜい
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