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"暑さ寒さも彼岸まで”-ここへきて陽気だけでなく、日中の長さも一時に比べて一段と長く感じるよになった。午後5時をまわっても東京の西の空はまだ明るい。その夕陽を浴びて昨日もわが街に豆腐屋のラッパが響いてきた。”プ―ツ、プーツ”という、あの昭和の響きである。老妻の話では、昭和30年、新婚当時から隣の町から自転車の荷台に載せてやってくる二代目のおなじみの豆腐屋さんだ。
豆腐屋のラッパの音を聴くと、子供だった昭和の10年代を想い出す。軍靴の音が次第に大きくなり始めてきた頃だが、東京の街にはまだ色々のの物売りの音が聞こえてきた。順不動に列挙してみると、朝早くの納豆売り、”イワシ子やイワっ子”の鰯売り、鋳掛屋の”とんとん”とした音、ラオ屋から聞こえてくる”ピーツ、ピーツ”という蒸気音、紙芝居の拍子木、それに冬の夜空、遠くから聞こえてくるチャルメラの音などなど。
スーパーなど大型量販店の進出で、街の様相が一変、昔ながらの小売店が店を閉じ、いつのまにかわが街から豆腐屋さんもなくなった。スーパーへ行けばいくらでも安い豆腐が手にはいる。しかし、昔ながらの”いっちょう”いくらの豆腐の味ではない。それに形も”いっちょう”より小さい気がするのだが。若干、値段は高いのかもしれないが、老妻が通りまで出て行ったら、わざわざ家まで届けてくれた。ラッパの音には昔ながらの商人魂まで込められている。
最近思いますが、個人商店での対面販売の方が安心感があります。
個人商店の食材は、添加物なども含まれていませんし、商品についての質問も出来ます。
こう思うのは、私が歳をとったからでしょうか。
これからはスーパーなども、セルフレジが増えて無人化していくそうです。
そういう無機質な生活には、なんだか馴染めません。
もっと個人商店が増えて、商店街の賑わいがある街が増えるといいなと思います。
若い世代は「食」について、老人からみれば神経質になっていますが、、中国産等は、どんな環境でつくらているか
怖いですね。やはり、出来れば、生産者、製造者の顏がわかったほうが安全ですね。
わが街からは八百屋も鮮魚店も豆腐屋も姿を消しました。新しい店開きは高級なパン屋かラーメン屋です。