ユネスコの文化財遺産に秋田県男鹿のなまはげなど全国10の「来訪神、仮面、仮装の神々」が登録された。その一つに沖縄県宮古島に伝わるバーントウがある。2012年4月10日更新の小ブログ”宮古島のお化け、スマトラのお化け”は、1987年1月、僕が西スマトラのパダンデ.シデンプアンの山中で出くわしたhantuという断食明けの奇祭の写真を紹介している。
インドネシア語のhantuは一般的には①ghost②evil spritといった意味だだが、宮古島のバーントウがあまりにもよく似ていて、言葉まで似ているのでブログに紹介した。沖縄王国はは江戸時代、マラッカ王国と交流があり、まんざらスマトラと歴史的に無関係ではない。スマトラから象を乗せた交易船も渡来してきている。
現在、バーンウとhantuとは祭りの様式も異なるが、仮面をかぶったリ、木の葉の衣装をつけたりするのは同じである。ユネスコに登録されたのを機会に、日本側からの呼びかけで文化人類学的な研究が進めばよい。
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