十年一昔というが、二昔前の1993年(平成5年)は、今年の猛夏と違って冷夏であった。この年は20世紀最悪の冷夏で、梅雨前線が長期間、日本列島にいすわり、九州は梅雨の明けないまま秋になった。調べてみると、僕の住んでいた東京も8月は冷雨が続き30℃を超す日がほとんどなかった。わが家は、この年家を新築し、夏の期間中、冷房のない家に仮寓していたが、暑さをそれほど感じなかった。
作家の曾野綾子さんが産経新聞のコラム「小さな親切大きなお世話」(8月25日首都圏版)の中で、団塊世代が後期高齢者入りする2025年には日本の高齢者人口は3625万人に達し、さらに2035年になると、高齢者率は33.4%、つまり日本人の三人に一人が高齢者になると警告”安倍内閣は、この推測可能な悪夢に、直ちに手を打たなければ手おくれになると、書いている。
日本人の三人に一人が高齢化する2035年は22年先である。曾野綾子さんも、このコラムの中で書いておられるが、けっして遠い先ではない。”私(曾野)にとって20数年前から今までの時期は、ほんの数年前のように感じられる。”僕も同感である。冷夏であった20年前の平成5年は、僕にとってはまるで昨日のようだ。冷夏による米不足から、米屋の店頭からコメが消え、政府が外国米を緊急輸入した。幼児であった孫は大学生になっている。たしかに20年の歳月は流れているのだがー。
曾野さんは”私は恐ろしい社会現象の出現を、単に想像以上の恐怖とは考えない。老人ホームの人々は、食事は与えられても、入浴や排泄の面倒を見る人がいなくなるだろう。町には棄民に近い孤独な高齢者があふれ、道端に横タ割り、死なないだけで生きているとはいえない状況で彷徨い歩くようなるだろう”
20年前の冷夏の頃、僕はすでに60歳を越え、年寄りの仲間いりしていたが、今のように超高齢化時代が到来し、社会問題化するとは思ってもいなかった。
作家の曾野綾子さんが産経新聞のコラム「小さな親切大きなお世話」(8月25日首都圏版)の中で、団塊世代が後期高齢者入りする2025年には日本の高齢者人口は3625万人に達し、さらに2035年になると、高齢者率は33.4%、つまり日本人の三人に一人が高齢者になると警告”安倍内閣は、この推測可能な悪夢に、直ちに手を打たなければ手おくれになると、書いている。
日本人の三人に一人が高齢化する2035年は22年先である。曾野綾子さんも、このコラムの中で書いておられるが、けっして遠い先ではない。”私(曾野)にとって20数年前から今までの時期は、ほんの数年前のように感じられる。”僕も同感である。冷夏であった20年前の平成5年は、僕にとってはまるで昨日のようだ。冷夏による米不足から、米屋の店頭からコメが消え、政府が外国米を緊急輸入した。幼児であった孫は大学生になっている。たしかに20年の歳月は流れているのだがー。
曾野さんは”私は恐ろしい社会現象の出現を、単に想像以上の恐怖とは考えない。老人ホームの人々は、食事は与えられても、入浴や排泄の面倒を見る人がいなくなるだろう。町には棄民に近い孤独な高齢者があふれ、道端に横タ割り、死なないだけで生きているとはいえない状況で彷徨い歩くようなるだろう”
20年前の冷夏の頃、僕はすでに60歳を越え、年寄りの仲間いりしていたが、今のように超高齢化時代が到来し、社会問題化するとは思ってもいなかった。
絶対に解決しないお粗末な少子化対策。
本気で子供を増やそうとしていません。
最終的には、移民を取ろうなどと安易に考えて移送です。
移民をとれば、日本の国はガタガタになります。
高齢化が解消されても、治安も経済も悪い国になったら住んではいられません。
政治家は、先のビジョンを考えず、目先の事ばかりやっています。
これでは、国はよくなりません。
老人対策を含めてこのままでは、社会福祉が破綻するのは必至です。その抜本策として、消費税の増税が出てきたわけです。ところが、増税によって経済が悪化するという理由であた先送り案が浮上してきてるようです。当面の人気とりのため、”にがいもの”を先送りすれば、、結局なにも解決しません。介護を外国人に頼るなど甘すぎます
今は給与面から、外国から助っ人も来ますが、多分20年先には途上国も高齢化し、給与もメリットがなくなりこないでしょう。
もう少し日本人が、まじめに政治を考えるべきです。山本太郎がよい例です。
少子高齢化は難課題で、中国でも、韓国でも、シンガポールなど世界中で進行中で、なかなか、根本対策がうてていません。曽野さんの心配が実現しそうです。
みかけ上、少子化がとどまっている欧州先進国では、生活保護費を支給して、離婚や不倫による私生児の激増により、人口の帳尻合わせをしています。
米国は、移民貧困層が大量に生みます。臨月のお腹を抱えた女性がメキシコ国境を越えて米国へ不法入国し出産する。「アメリカで生まれた子供は全てアメリカ人」という国籍属地主義をとっているアメリカで生まれたこの赤ん坊は、晴れて「アメリカ人」ということになる。(日本は、親が日本人であれば日本国籍を与える、という属人主義)アメリカ国籍を持つこの新生児は、当然、生まれた直後からアメリカの社会制度の恩恵に預かることになる。加えて母親に収入がない場合には、その外国籍の母親に対してもアメリカ人である赤ん坊を養育するための生活保護費用なども与えられるし、アメリカ滞在許可(VISA)、場合によっては永住権(グリーンカード)が与えられることもある。不法入国して赤ん坊を出産したこの女性が、グリーンカードを取得できれば、彼女が出身国に残してきた夫、子供達、老いた両親といった家族、親族もアメリカに呼び寄せることが可能になるし、そういった家族が貧しければ、彼等も又、手厚いアメリカの生活保護を受けることも可能になる。不法移民が国境付近にうようよとしており、アメリカの国境警備隊との激しい攻防を繰り広げている。(未だ、国境を越えていない地点で出産した場合、全ての目論見はパーになってしまうのだから、妊婦の方も必死だし、不法入国を許してしまえば大変な社会保障費用負担が将来になってかかってくることを知っている米移民局や国境警備隊も必死だ)
曾野綾子さんのいう2035年の老人問題をめぐる危機は深刻にあるものと思います。高齢者でも60代と80代とでは、その受け取り方が違います。高齢者医療の窓口負担は一律3割にすべきです(もちろん低額所得者を考慮して制限すべきですが)同時に医療機関に老人科を設け、総合的な診断によって無駄なときには危険な薬の配布を制限すべきです。日本の医療費が安いため、介護を外国に求めた日本人が、外国の医療費が高いため帰国してきます。
それから、老人介護の現場にきくと、”わがまま世代”の団塊世代が施設いりしてくると、今以上に混乱するのえはないかと心配しています。