韓国は若年痴呆症の国

戦時中日本本土に徴用された韓国人４人が新日鉄住金（旧日本製鉄）を相手に個人補償を求めていた控訴審で、ソウル高裁は同社に賠償金１億ウオン（約８８０万円）を支払う判決を言い渡した。戦時中の個人補償をめぐる裁判で韓国の高裁が日本の企業に賠償を命ずる判決をだしたのは今回が初めてのことだ。

僕はこのニュースを新聞で読んで、韓国は極度の若年性痴呆症国家だと思った。日韓両国が基本平和条約を結び、その中でわが国は韓国に対して無償３億ドル、有償２億ドル、民間借款３億ドルを供与する経済協力を申し入れ、韓国はこれに対して個人財産の請求権を放棄する旨確認しあったのは、僅か４７年前の１９６５年であった。僕はこの年の事を、まだはっきりと覚えている。個人的には次女が誕生した年であり、仕事の上では、その後、自分の人生の横軸の一つとなったインドネシアで９.30事件が起きた年であった。

韓国には”漢江の奇蹟”という言葉があるそうだ。１９６０年代初めまで世界の極貧国であった韓国が首都ソウルを流れる漢江を中心にインフラ整備が急速に進み経済が大躍進したことを言う。この”漢江の奇蹟”は、わが国からの経済協力で成就されたのは世界で一致する見方である。知らないのは韓国国民だけである。

日韓基本条約に調印したのは、現在の朴槿恵大統領の実父、朴正煕元大統領であった。朴元大統領は日本統治時代、貧農の出だったが、授業料が無償の師範学校を卒業、さらに満州の陸軍士官学校を卒業、さらに日本の士官学校にも留学している。韓国はよく礼を尊び恩を重んずる国だといわれていたが、この儒教の教えは今やさらさらなくなった。若年性痴呆症の病気にかかってしまった。