7月11日は中国の「航海の日」である。608年前の1405年、明の時代、鄭和が2万7千人を率いて南海へ大遠征に出発した記念日だという。2005年に制定され、今年も江蘇省南通市を中心に式典を催し、海洋国中国を世界にアッピールする。尖閣諸島や南沙群島など各地で領土問題を巡ってトラブルを起こしている中国である。「航海の日」といっても、何かほかに野心があるのではないかと疑いたくなる。
鄭和(1371-1408)は明の永楽帝の時代の回教徒の大監で、1405年の第一回から前後10回に渡って南海地域へ遠征し、遠くはアフリカ.ケニアのマリンディの地まで出かけている。そして、訪れた国のほとんどが明への朝貢国となり、事実上の支配下にはいっている。わが国は、鄭和の大遠征に先立つ4年前の1401年、足利将軍義満が永楽帝によって日本国王に封ぜられ、日明間の勘合貿易が開始されていた。
鄭和の大遠征時代の1408年、福井県小浜の海岸に象や孔雀,おうむなど日本国王への進呈品を積んだ南蛮船が着いている。スマトラのパレンバンの華僑の船で、船長は亜列進卿といい、鄭和のスマトラ遠征の際、功績があった人物だと明史に記されている。パレンバンからの船は11年にも九州に到来している。
鄭和の時代を振り返ってみて、同じようなことが今も行われている感じを僕はもった。中華という大国意識がなせるものかどうかは解らないが、隣国にとってはいい迷惑である。
鄭和(1371-1408)は明の永楽帝の時代の回教徒の大監で、1405年の第一回から前後10回に渡って南海地域へ遠征し、遠くはアフリカ.ケニアのマリンディの地まで出かけている。そして、訪れた国のほとんどが明への朝貢国となり、事実上の支配下にはいっている。わが国は、鄭和の大遠征に先立つ4年前の1401年、足利将軍義満が永楽帝によって日本国王に封ぜられ、日明間の勘合貿易が開始されていた。
鄭和の大遠征時代の1408年、福井県小浜の海岸に象や孔雀,おうむなど日本国王への進呈品を積んだ南蛮船が着いている。スマトラのパレンバンの華僑の船で、船長は亜列進卿といい、鄭和のスマトラ遠征の際、功績があった人物だと明史に記されている。パレンバンからの船は11年にも九州に到来している。
鄭和の時代を振り返ってみて、同じようなことが今も行われている感じを僕はもった。中華という大国意識がなせるものかどうかは解らないが、隣国にとってはいい迷惑である。
中国には、昔から良識という言葉がないように思います。いつも血生臭い侵略の歴史しかありません。本当に嫌な国です。
戦前の皇国史観の歴史を学んだ僕らの世代は、日本国王の名前を使った足利義満は「国賊」と教わりました。当時も大変な時代だったのでしょう。日明貿易は1440年ごりには中止になっています。何故中止になったのか機会があったら調べたいと思っています。戦争をはさんで僕らの世代は、考えるとあまり自分の国の歴史について勉強しておりません。
日本政府のODA大綱によると、その基本要件として、
・・・・
開発途上国の援助需要、経済社会状況、二国間関係などを総合的に判断。
(1)環境と開発の両立
(2)軍事的用途及び国際紛争助長への使用の回避
(3)軍事支出・大量破壊兵器等の動向に十分注意
(4)民主化、市場経済導入の努力並びに基本的人権及び自由の保障状況に十分注意
・・・
数千億円にものぼる中国ODA予算は、お金に色はついていないですから、まわりまわって軍事費拡大にも、民主化弾圧にも使用されていると思います。
一党独裁国家ですので、表現・発言の自由がなく、メディアは共産党政府により統制され、反政府的な言動をすると秘密警察に逮捕され、拘束・投獄処罰される状態であり「民主主義」国家とは言えない状況が数十年も継続している。
軍事費はうなぎのぼりに増加し、勿論、核武装や長距離弾道ミサイルも充実しています。
ODA予算の基本は、「民主主義」や「軍事動向」に配慮することですので、ずっと、中国は不適格な対象だと思います。
東西冷戦時代に、ソ連を閉じ込めるために米国は台湾を切り捨て、中国共産党との連携を開始して、米国追随姿勢の日本も抵抗することなく、友好とか偽って、日中国交を開始したのが、大きな間違いの一歩だったように思います。
北朝鮮が核武装すると大騒ぎするのが日本のマスメディアですが、これまで、朝日新聞や旧社会党など、中国の核武装・核弾道ミサイル開発に対しては、ダンマリ状態です。
日本のODA予算は廻り回って、南京や盧溝橋をはじめとして中国各地にある抗日戦争記念の巨大なブロンズ像や日本国軍による非戦闘員虐殺の記念館の設立と維持費用に使用されているのと同じだと思います。
「日本の南洋戦略」の著者丸谷元人さんを紹介します。
オーストラリア国立大学卒業の若手[1974年生まれ]の研究者です。戦時中のチモール問題で先日あいました。
桜チャンネルに出演しています。英語の達人です。
丸谷元人「日本の南洋戦略」さっそく読みます。ご紹介ありがとうございます。
chobimameさんの言われるように、中国向けのODA予算は中止もしくは大幅減額して、東北震災の復興予算の使途に振り替えたらよいと思います。国家ならびに地方自治体での復興予算の流用が止まらないようですので、「津波被災地での高台移転費用のみに用途の限られる予算」を国会で議員立法し、その予算の財源としては外務省管轄の中国向けODA予算の数千億円を大幅減額した分をあてることにしたら、どうでしょうか?
ODA予算が依然中国に割り当てれられると聞き、驚いています。10数年前、JICAの研修事業に従事していた時代でも、抵抗感がありました。丸谷さんの本を読んでいる最中ですが、普段あまりニュースに出てこない、パプアとかフィージーなどに対しても中国の進出が目立っているとのこと。こんな「大国」に何故ODAなのか信じられません。人のフンドシで相撲を取るとはこのことです。