「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

            安倍晋三さん、もうよいのでは!

2012-09-13 05:43:49 | Weblog
安倍晋三元総理が26日の自民党総裁選に立候補するという。昭和29年生まれ、58歳、政治家としては油ののった年頃だが、5年前突然の退陣の際、国民に与えた印象が悪すぎる。立候補にあたって、安倍氏は”この通り元気だ。やり残した仕事をやっりとげ、全身で国難にあたりたい”といった趣旨の抱負を語った。しかし、あの時の”サプライズ”辞任を国民は忘れていない。小ブログも”きれたガキっ子総理”と酷評している。

2007年のちょうど今頃だった。内閣改造して2日目、議会で所信表明をしたばかりだというのに、突然病気を理由に辞任を表明した。国民には、古い流行語借りれば、まさに”あっと驚く為五郎”であった。それよりも、その辞任は福島瑞穂民社党代表ではないが、国民の目にはあまりにも子供ぽく映った。

安倍晋三さんは昔の文学青年みたいに美辞麗句がお好きなようだ。今回も”守るべきものは、家族、ふるさと、祖国”と訴えている。5年前も同じような言葉を聞いた記憶がある。しかし、僕が覚えているのは、就任前に約束していた靖国参拝を総理就任期間中、一度も実施しなかった。これについて安倍氏は昨年産経新聞とのインタービュに答え、次回総理になったら必ず参拝すると答えている。

国家のために命を失った英霊を祀る靖国神社を参拝するのは当然なことだ。しかし、何も8月15日の敗戦記念日にこだわる必要はない。春秋の例大祭に参拝すればよいのである。安倍氏の心情はよく理解できるが、この靖国問題一つをとってみても、安倍さんの政治感覚は、僕ら年寄りからみても古い。もうかえり咲かなくてもよい。ただ僕個人は、安倍氏の教育再生会議に共感する。文科大臣として次期総理をサポートする案はどうだろうか。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
領土 (chobimame)
2012-09-14 08:43:57
安倍さんの浮上の背景には、民主による売国すぎる政策の反動でしょう。尖閣諸島や竹島に対する民主の対応を見ていたら、安倍さんに期待する人の気持ちもわからなくはありません。しかし、安倍さんのあの退陣の仕方を見ていると、このような状況に陥っている国を救えるのか疑問です。やってみたところやっぱり辞めたでは困ります。同じ返り咲きならまだ麻生さんの方が良いのでは?とにかく、自民も民主も総裁立候補者は、いったい国と国民の生活をどうしたいのかさっぱりわかりません。維新などに頼るようでは、いかに国の政策を考えていないかわかります。国政よりも選挙が大事だと見え見えでシラケてしまいます。
返信する
強い人に期待 (kakek)
2012-09-14 12:59:49
chobimame  さん
5年前、安倍さんが突然辞任した理由の一つは小沢と会えなかったからだと、当時言われていました。真相はわかりませんが、当時国会答弁さえ困難な奇病にかかっていたそうですが、それならそれできちんとした形で辞任すべきだったと思います。

5人の顔が出そろいましたが、過去の派閥とか長老のしがらみが見え見えの候補は魅力はないですね。民主党のインチキ政治はこりごりですが、国民から遊離していた自民党への逆戻りも困ります。男として強い人に期待しています。
返信する

コメントを投稿