「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

血染めの軍服が売りに出ている

2011-01-01 23:25:58 | Weblog
昨夕TBSテレビの」報道特集」で”戦争の記憶、軍装備品が次々売りに”という番組を見た。軍装品とは旧日本軍の制服、帽子、ゲートルといった装備品とか勲章類、兵器までをいう。この蒐集や売買が今、世界的にブームになっているそうだ。番組では、日本では唯一つという東京神田にある専門店を紹介していた。

店には旧陸軍大将の制服が380万円で売られていた。旧陸軍の大正は西郷隆盛から始まって沖縄戦で最期をとげた牛島満将軍まで134人いるが、この軍服は多分そのうちの遺族の一人がが何かの事情から売りに出したのであろう。痛ましいのは店にあった皮のトランクに入った遺品だ。戦死された方の軍服だろうか。血染めと貫通銃創跡が残ったまま。位牌まで入っている。