ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

トスカニーニのベートーヴェン「第9」フィナーレ

2011年07月03日 | 芸術
Toscanini - Beethoven Symphony No.9 (7/7)


トスカニーニの指揮、「第9」である。
途中でゾクゾクするような「勝利」(戦いの勝利ではない)が満ち溢れる。
偉大なマエストロ、今にして思う。
聴衆の精神に松明を灯した!
ファシストの前で身を危険にさらしながら、ただ音楽の道一筋、これぞ「勝利」、輝かしい精神の勝利である。
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深い言葉

2011年07月03日 | 芸術

わがブログのコメンテーター、カラヤン様からメッセージを頂きましたのでご紹介します。
カラヤン様は、さっそくこのひとつ前の私のエントリーで、チェリビダッケやバレンボイムについて調べられたのです。
インド人指揮者メータや、ユダヤ系の指揮者兼ピアニストのバレンボイムは、ドイツとイスラエルを音楽によって友好を、そしてワーグナーを演奏することを説いています。

また、韓国の世界的指揮者、チョン・ミョンフンは、日韓でオーケストラを組み、日韓友好を願っているといいます。
しかし、私は音楽は魔法ではない、それは理想であっても現実ではない、音楽で驕ることなかれ、と思っていました。

カラヤン様はもっと深く、そのことを論じていらっしゃいます。
音楽家は、時々、音楽がすべてのように錯覚することがあり、難しい問題だと私も悩んでいましたが、カラヤン様はハッキリと書いていらっしゃいます。

 芸術やスポーツに思想や政治を持ち込んではいけないこと
その分野で有名になっても政治的、思想的は自由はあるがそれを利用しないこと
(あくまで芸術家スポーツ選手としてふるまい、公的な場所では中立を保つこと)

が重要だと思います。

左なら坂本隆一(漢字自信なし)とか福原愛と一緒に五輪でていたアーチェリーのおっさん(名前失念)とか
逆にすぎやまこういちとかバリバリの右ですけどw(保守かな?)

芸術家Aとしての肩書で政治集会にでるのはいいが、発言はA個人として発言で
芸術家Aとしての発言ではないとしてほしいです。
まぁ主催者が客寄せの為に肩書を使うのでしょうが、私個人的は気にくわないです。
「あくまでも個人的な発言で肩書は関係ない」にしてもらいたい。

右でも左でも。


あと、音楽関係者や才能ある人に朝鮮人が多いのは個人的
にはあの感情をむき出しにする民族性がいい意味で音楽家という才能
とあっているからでは分析しています。日本人にはないですしw
あ、K-POPは造られたものをそのまま歌い踊るだけのJPOPや洋楽のパクリなので
芸術性はなく、魅力がないのでマスゴミでゴリ押ししても売れないのでしょうw

クラシックやオペラはある意味完成された、完璧なものでそれをさらに磨いていく
ものですので全く違いますね。

と、素人なりに分析してみましたw

あと、空き缶が許されない売国行為を働いたようです。

菅首相側、北の拉致容疑者親族の周辺団体に6250万円献金
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110702/crm11070208000002-n1.htm

記事が事実ならこいつは外観誘致罪(死刑)にするしかありませんな。


                    ベッラあとがき

菅の記事は次にアップしておきますのでご覧下さい。
朝鮮人の芸術家は、激しい情熱を身体で表現するようですが、私が思うには、西洋の真似をせず、自分たちの情熱を音楽にかえてそれで成功しているとも思えます。

韓国は炎のような演奏家、ヴァイオリンのチョン・キョンファ、そして世界的指揮者でその弟のチョン・ミョンフン、その他、多くの演奏家を世界に出していますが、これらの演奏家は音楽に「自分」と重ね合わせている、いわば「一人称単数」(私が私が)
というのが聴くに疲れを感じる時があり、音楽を「自己を超えて、三人称複数」の大きさを持つ巨匠のオペラならカップッチッリ、弦楽器だったらスターン、ロストロポーヴィッチ、指揮ならフルトヴェングラー、トスカニーニ、カラヤン、そしてチェリビダッケを聴くと、「私が私が」という<一人称単数>の音楽でなく、大変冷静で客観的、<三人称複数>であると、またそれが普遍的で演奏がいつも新しく感じられる、と思うのです。
オペラなら「ドン・カルロ」、抑制がきいた素晴らしい演奏があります。
前へ出るのでなく、一歩引いたところでより大きく広く世界を感じさせる・・・これこそ日本人演奏家が目指すところと思うのですが、まだこれからですね。

カラヤン様の指摘は鋭く、私もその通りと思います。
政治を語るのはバレンボイムもメータも、音楽万能で考えている一方的で夢想的なところが不安、これに頼ることはできないのです。
平和を祈るのはいいけれども、売名にも通じる「両刃の剣」でもあります。
ロストロポーヴィッチやスターンは我が身を危険極まりないところに置きながら、大声でそれを語ることはなかった・・・。
カラヤン様の指摘は、非常に厳しく、敬虔な立場で論じられていらっしゃいます。
その通りなのです。

話は変わりますが、日本の芸術家は「わび・さび」も知っています。それはカップッチッリも、その他今述べた名演奏家や指揮者もその域に入っているとおもわれるのが、上記の人たちです。
その中に、きらめく天才バレンボイムは入れていません。・・・難しいことです。

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父は驚異的な回復、明日退院の話も。お励ましありがとうございます。

2011年07月03日 | 生活・介護

 父が金曜日の夜、低酸素と咳がひどくなり、行きつけのS病院の救急に連れていき、そのまま検査して入院、夜明けまで点滴やその他の治療、どうなることかと思ったのですが、驚異的な回復で、今日は酸素もほとんどもとに戻り、明日の状態次第で明日にも退院ということになりました。

多くのお励ましをありがとうございました。
パソコンをどこにいてもできるwimaxをしているので、父の側を離れずにブログを書けました。
また、政治問題の動画をカラヤン様にご提供頂き、エントリーに貼りつけたところ4000を超えるアクセスを頂き、ありがとうございます。
音楽になればアクセスは半減するのですが、私にとって音楽記事は書きやすく、楽しいものでした。
読み返してみたら、わかりにくい書き方しているなあ、と自分でも思うのですが、ほとんど走り書きになってしまって、読みにくかったこととお詫び申し上げます。

午後からは子供時代からの親友、パンダ夫人がここへ来る予定です。
また、お互いをけなし合いながら話を咲かせます。(爆笑)
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ブラームス「ピアノ協奏曲第2番第4楽章」チェリビダッケ指揮、バレンボイムピアノ

2011年07月03日 | 芸術
Brahms - Piano concerto n°2. Mov 4 (part2)


カラヤンとライヴァル関係にあった、と評されるが、実際にカラヤンは音楽も壮大でスマート、またハンサムでスター的存在だった。

しかし、一方のチェリビダッケは・・・ご覧になったらおわかりでしょうけれど、ハンサムでスマートなスター的存在とは正反対であり、三国志でいえば諸葛亮に対し、鳳雛と言われた鳳トウであったような気がする。
レコード録音が大嫌いで、放浪するように各地を演奏旅行し、その大河のようなおおらかな演奏を繰り広げ、聴き手はその魔力に夢中になる、というところ・・・しかも変人奇人という噂もあり、若い日の指揮者のオーディションには自転車で来て遅刻、それでも合格し抜擢される、また大指揮者になってからの逸話だが、演奏会場にボロボロのコートで乞食のような格好であらわれ、係員に追い出され「私がいないと演奏は始まらないんだけど」と言うが「そろそろチェリビダッケさんが来られる、ジャマだからあっちへ行け」と追い出される・・・何て楽しいこともしてきた。

才気あふれたバレンボイムとの共演を喜び、バレンボイムはすごい気合いで弾いてくる、もちろんバレンボイムは世界有数の名指揮者でもあり、指揮者の手の内は読める。そこで主導権争いは完全にバレンボイムが・・・と思いきや、バレンボイムという稀有な天才が大河のようなおおらかなチェリビダッケの手のひらの上で、ということを考えていた。

「のだめ」に出てくる秀才の千秋、そして変人奇人だけれどオーケストラの楽員を魅了翻弄し、千秋をいつのまにか感動させてしまうシュトレーゼマンを思った。
千秋が尊敬するのは、ヴィエールといってスマートでハンサム、正統派の指揮者なんだけれど・・・いつのまにかそのライヴァルの指揮者の手のひらに・・・。

ありそうな話だけれど・・・。

またブラームスは「理系」の人が<緻密な建築のようだ>と好むと読んだ。
それは「刑事コロンボ」で、私の少女時代の愛読書だった。テレビだけでは飽き足らず、本まで読んだが、その中に優秀な科学者がブラームスのピアノ協奏曲を好み、その良さをコロンボに話す・・・それからそのエリート科学者の罪がばれていく、といったストーリーだったのを覚えている。

楽しい音楽だ。
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