Elinor Ross - Mario Del Monaco - Giovanna Vighi - Norma trio
・・・舞台の上にある像が菅そっくり!
全く怒ることが多すぎる、北朝鮮関係への菅・民主党の献金問題をはじめ、正しい報道をしないメディアなど・・・あれもこれもと怒りまくっている。
そこでオペラの名場面、ベッリーニ「ノルマ」でエリノア・ロスのノルマ、ジョヴァンナ・ヴィギのアダルジーザ、マリオ・デル・モナコのポリオーネという往年の名歌手のライヴをどうぞ。
古代ローマの将軍、ポリオーネ(デル・モナコ)はガリア地方(フランスの地方)を攻め、おびやかすが、そこでドルイド教の尼僧であるノルマ(ロス)と子供までなす、ところが今は若きアダルジーザに恋をし、ノルマのことをかえりみない。
怒ったノルマはポリオーネを激しく責め、若いアダルジーザは絶望し、ポリオーネは「アダルジーザを恋したのもお前を捨てるのもサダメだ」と言う。
怒りに燃えるノルマ、このドラマティックで強い声のソプラノを聴くとゾクゾクする。
しかし、これほどの声をもってしても、「ノルマ」というとあのマリア・カラスである。
違いは何か・・・舞台での魅力というかカリスマ性であろう。
声はこのロスのほうがずばぬけている。
しかし、カラスは声では及ばなくても音色の変化で聴き手の心をとらえ、演技力も音楽の魅力をより増すほどの魅力があった。
それにしてもデル・モナコを相手にして一歩もひけをとらないロスの声には驚嘆する。
声の素晴らしい威力は申し分ないが、ステージでの全体的な洗練に欠けるロス、しかし彼女はメトロポリタンでも「トゥーランドット」を歌って、あのニルソンと競い合った「世紀の偉大な声」であった。