ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

西部邁先生 VS 三宅博前衆議院議員の「夢の対談」を望んでいます。

2016年11月14日 | 政治

 前回UPした西部先生のお話の要点まとめ。

・伊藤寛氏の話によると、アメリカ国民の平均貯蓄は約100万円、65歳以上はほとんどゼロ円、子供の世話になったり乞食にも。

・裕福な人はほんの一部で、企業も儲けをほとんど投資に回しており外国企業買収、もう外国に行って戦争するなんて!不法移民はK内でほしいという声が高まっている。

・このことを見逃すマスコミはバカヤローばかリ。

・トランプが当選したら東アジアは大変なことになるというが「ナントカしなくてはならない」

・70年以上もそれができないなら滅びて頂きたい。

・アメリカ人は日本人に比べてある意味で「無教養」「乱暴者」であり、日本人のように言葉をコーティングなどできない。

・世界の移民が流れて来た殺し合いの国。

・米に核の傘で護ってもらうというが、その傘は破れている。日本を護るために自国民が傷つくのは無理。

・オバマが広島に来たが、核関連を増やしている、しかし日本の人たちは「オバマさんには核廃絶を期待していま~す。」と言う。

・70年間、日本はアメリカの「保護国」であった。日本は簡単に核をつくれる。

・日本では若者が「若者だけが戦争に行くなんてひどいじゃないか」と言う。「わかった、老人から戦争に行く」ボタンひとつで・・・

・核廃絶しても知識は残る。

・サンダースだけが本当のことを言った。

・自由競争一辺倒ではモタナイと。
 
・バカもアホも同じ一票。

・東大卒業で優秀、外務省に入りました、と言いながら小学校卒業と変わらないことを言っている。「偏差値坊や」でなく人生の経験など「人間の総合力」で生き抜かねばならない。

・「TPP」などバカ話もいいかげんにしてほしい。

この後、西部先生は「今の日本はローマの末期に似ている、今は世界中が末期」、と仰った。

ローマ末期は森の奥に「ゲルマン」がいた。
ここでベッラの独り言(・・・それはゲルマン民族大移動となったフン族の「アッティラ王」の侵攻でしょう?
アッティラは弁髪で南匈奴(古代チャイナを脅かした民族)とききます。ああ、このへんにくるとワクワクする。)

 
他にぺリリューや硫黄島のお話をされた。「自分たちは過去のことを思い出して、もう一度、変わるべきことは過去の中にある。」と。





★ 「歴女のハシクレ、ベッラの独り言」

西部先生の逆説的ともとれるお話は、同意の気持ちが強いが「老人の反発」もユーモラスに語られて愉快。
「老人は兵隊に行かなくていいからな・・・」という声に「じゃあ老人が出征しようじゃないか。」とボタン一つ押すのは老人でもできると凄いことを言われる。

こんなヤンチャな西部先生と賢明なるスキピオたる三宅博前衆議院議員の対談を希望しています。
(スキピオとは・・・古代ローマの英雄で大国カルタゴのハンニバルを撃退するが、勝利してから頑迷なる組織元老院はそれを理解しようとしなかった。)


「史記」には暴君の始皇帝を降ろすべく、未来の天才軍師、張良の行く手に現れた謎の老人「黄石」のこと。
若き張良に「三略」の本を手渡した。このような「対比」でヤンチャでひとクセある怪しげな賢老と才能豊かな国士の出会い。


【『三略』について】
国を治める基本・・・道・徳・仁・義・礼
「英雄は国の盾であり国民は国の基である。」  



ブログのティールーム



1959年、旧ソ連とイタリアが険悪になった時、イタリア政府は当時最大のテノーレであったデル・モナコをモスクワのボリショイに送り込んだ。
そして相手役は当時ソ連における最高のプリマドンナ、人民芸術家のイリーナ・アルヒーポワだった。
ソ連側ははじめての西側の大歌手を迎え、このような録画も準備していた。

ビゼーの「カルメン」はフランス語の歌詞だが、マリオ・デル・モナコはひとりイタリア語訳で、アルヒーポワらソ連の名歌手は全員ロシア語訳で歌った。

緊迫した雰囲気で歌われ、異常なまでの大成功だった。マリオ・デル・モナコは「イタリアの為に声の限りに歌った」と。
まさか音楽で政治が変わるわけはないけれど、声楽家にとって「祖国防衛」の舞台であったのには違いない。
歌い終わってからのお辞儀がそれを感じさせる・・・。


Mario Del Monaco - La Fleur Que Tu M'avait Jetee. Carmen. 1959 Bolshoi.(約5分)


  
コメント (2)
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