ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

マレーシアのマハティール首相のことを書かれたクリス三宅氏の記事から・・・日本の政治家はどうあるべきかを痛感します。

2019年04月05日 | 政治

「反日活動」の著者、クリス三宅氏がお書きになったフェイスブックの記事です。 

最近、ついつい日本の政治家とマレーシアのマハティール首相を比較してしまう。

マハティール首相は公約通り消費税を廃止したり、支配層にとって都合のよい法律も次々廃止するなど、政治家がタブー視することを次々とやってのけた。

マハティール首相はマレーシアの経済発展の父と言われるほどの実績を上げ、長年にわたり人気は絶大だった。それにしてもまさか92歳の年齢で首相に返り咲くとは思ってもいなかった。マレーシアの人々は、たとえ高齢であろうと、有能な元首相を再選させ、マレーシアの未来を託すとは。それだけ国民からの絶大なる信頼がマハティール氏にあったのだろう。

かつては「ルック・イースト政策」として、繁栄していた頃の日本型経済システムを取り入れ、マレーシアを豊かにしたことでも有名な親日家である。その後、マレーシアの経済成長は目まぐるしく、アジアでも有数の国になった。

だが、前政権は経済成長の裏で、汚職や停滞を招き、中国への傾斜を強めていた。数多くのプロジェクトを資金調達から敷設まで中国企業に任せていた。 そこに、国の行く末を糺すべくしてマハティール氏が首相に再任命され、中国との関係を断ち切り、各プロジェクトにブレーキをかけたのだ。

台湾の李登輝元総統同様、日本に対しても愛情ある提言を発信してくれている。「他国の言いなりになるのではなく、自分の考えで行動してほしい。そして自信を取り戻し、日本人であることに誇りを持ってもらいたいと思う」と言っています。そして「祖国を守ることと攻撃的な軍国主義は同義語ではない」とも。

日本はかつての生徒から学ぶ時代に入った。生徒は日本を目標に急成長したが、それとは反対に、日本は時代に応じてなんの改革改善もしないまま、現存の古い体質にしがみついた結果、国の停滞を招いた。いつまでも能力がないのに上から目線で周辺国を判断する時代ではない。先人が築いた功績も、最近、色あせてきた。平和ボケで危機意識に疎い日本から今後、優秀な政治家は生まれないのかもしれない。

だが、現実の日本は危機の時代にまっしぐらなのだ。そういう時こそ、マハティール首相のような偉人が現れて、既成概念を取っ払い、改革改善を実行して、日本を救ってもらいたいものだ。(以上)

 クリス三宅氏が書かれた記事、もう一つご紹介します。

 「日本の観光化政策を見ていると、バブルの時代から何も学んでいないことを感じる」

戦後の日本の復興。その底力には驚かされる。終戦の焼け野原から13年後には東京タワーが完成し、19年で新幹線、首都高速が開通し、オリンピックを開催するまでになった。

そして、25年後には大阪万博を成功させ、先進国の仲間入りを果たした。現在の日本は、そういった先人の貢献、功績によって成り立っている。

それをバブルに向けて突っ走った頃から、精神的な引き継ぎがスムーズに行えなかった。多くの国民や企業が狂ったように金欲に走り、バブルで舞い上がり、我を忘れていった。

バブルが弾けてからはその反動で自信喪失し、元気を失った。バブルを境に、我を忘れた勘違い人間が日本を誤った方向に向かわせた。この頃から日本人の公の心が失われ、私欲に走り始めたのだ。

どうも日本人は忘れっぽい。過去の出来事を記憶しないし、学習をしない。現在の観光立国を目指している日本政府の姿勢にそれが現れている。受け皿には限界があるのに、外国人観光客を際限なく受け入れ、観光地に住む日本人を住みづらくしている。言っておくが、日本はこれだけの外国人を受け入れる準備も体制もできていない。計画も予測も曖昧で中途半端。成り行きに任せきっている。

私は観光客の受け入れに反対しているわけではない。今のやり方と、無制限に受け入れている姿勢に警鐘を鳴らしているのだ。

観光業界、商店など関連企業が目先の儲けに踊らされ、いつまでも観光客が増え続けるという幻想を追っかけている。まるで、土地神話に踊らされたバブル時代を彷彿させる。このまま日本の観光化が今のペースで進むと、日本人の生活が片隅に追いやられることになる。また、犯罪や治安悪化を招き、その爪痕が深く日本列島を覆うことになる。

現状を見て危うさを感じるのは私だけだろうか?(以上)

 クリス三宅氏の著作です。

 

・・・反日野党も嫌だけれど、自民党にもうんざり・・・

 私が音楽だけで政治のことなど何も無知で関心もなかった時、今は亡き父が「マレーシアはいいなあ、マハティールという凄い政治家がいる。」と言っていたことを思い出す。そして今、急激に日本は変わって来た。誰の目にもハッキリしてきた。「温泉旅行」にも行きたくないという声もあり、それは日本の風習など無視してやりたい放題のチャイナの観光客が不快だ、という話だった。

私は殆ど観光旅行には行かないのでよくわからなかったが、今ではスーパー、駅、デパートなどなど、外国人、しかも私のわからない部類の外国語が大声でとびかう。

スーパーの買い物かごに、土足のままの子供を乗せ、買い物を続ける外国人に誰も見て見ぬふり、しかし私は我慢がならなくなって注意した。またスーパーの入り口でスペイン語をしゃべる若い女性のグループが座り込んで煙草をふかしているのも、注意した。思えば私が注意しているのは殆ど不逞外国人ではないか。

私は黙っていることが出来ないのでつい言ってしまい、友人は「怖いからやめて!」と言って私を注意する。本当に怖がっているようなので、私は困ってしまう。

しかしこの4月からどっと来る外国人労働者、受け入れの体制など全くできていない政府、できている?と言えば、電車・駅・デパートその他で中韓の文字が必ず入っていることだ。放送まである。ここまでなぜしなくてはならないのか。

観光地の京都ではバスを住民が乗りにくくなったという。大きな荷物を持って大声でしゃべる外国人でいっぱいで乗れるだけのスペースがない、乗れたところで降りるのも一苦労というのである。

「観光立国」など、無制限にするべきではないし、「儲かればいい」という考えが逆に自国の為になっていないことも思う。そして「外国人ファースト」となり、またお人好しの日本人はそれを善意に受け取って、やがてひどい成り行きになりはしないかと心配している。(ベッラ)

 

ブログのティールーム

 本日は、愛国者で最後の護民官リエンツイ、ヴァーグナー「リエンツイ」から、至高のヘルデンテナー、マックス・ローレンツが歌います。1936年「あの時代」に歌った貴重な録音です。ヒトラーはバイロイト音楽祭からローレンツを排除せよ、というのですが・・・ヴァーグナー家は「ローレンツなしでバイロイトは成り立たない」と拒否。

Max Lorenz - Rienzi! Ha, Rienzi hoch!... Erstehe, hohe Roma, neu! - (Rienzi di R.Wagner)

 

 

 

 

 

コメント (2)
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