ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

『特別番組「クライン孝子の日本人の知らないスパイ活動の全貌」(前半)』クライン孝子 AJER2019.4.10(5)

2019年04月11日 | 政治

『特別番組「クライン孝子の日本人の知らないスパイ活動の全貌」(前半)』クライン孝子 AJER2019.4.10(5)

 クライン孝子女史が桜の美しい季節に帰郷される、というので、レギュラー出演されているチャンネル桜の「言いたい放談」以外に、チャンネルAJERにご出演の話が実現したことは誠に嬉しいことである。

「言いたい放談」は殆どが水島氏がお話されるので、クライン女史の本当の凄さが分かりにくい、と思っていた。

チャンネルAJERの栗山勉氏の司会は、クライン女史の今までの国際ジャーナリストとして豊富な内容を自然に受け止められ共感を示されながらかつ知的にお話を引き出されていて、このような素晴らしい内容をごく自然に引きだされている。

(チャンネルAJERには、無料の前半と、有料会員が見ることが出来る後半の2つからなり、これは無料版で、私は会員なので後半も楽しく拝見できた。ここにそれを書けないのが残念だが、有料会員として登録されると視聴できるのでお勧めしたい)

クライン孝子氏は戦場にも従軍のジャーナリストとして参加され取材、また欧州の歴史の流れを受け止められながら現代へとつないでいかれる。

戦後70年を超えて、日本の政治・そして国際的な諜報活動がほとんどできない状況に、せめて「スパイ防止法」があればと思うが、かつての「北方領土問題」や、テロ事件についての日本のミスについて、日本を愛するクライン女史は「チャンス」を逃してきたことを、今もなおあの時の失点であると痛感されている。

それはクライン女史の著作やご意見で、内向きな日本の政治に対し、至らぬところを叱咤激励されている貴重なご意見がうかがえる。

日本国民としておおいに考えさせられ、また「歴史の教訓」に学び次の世代への「知恵」として、根本から「日本が学ぶことは何か」と謙虚に想いを新たにしたいと思う。

ところで最新鋭の戦闘機が墜落したというニュースがあり、パイロットの方々の無事を祈りながら、心を痛めている。防衛大臣は毎日が激務であり、適任者を発掘あるいは選任することなど本気で考えなければならない。

今まで防衛大臣には、誰が考えても首を傾げる「選任ミス」があった。小野寺元防衛大臣を戻してほしいという声がネットでも多い。外務・財務、そして防衛は国の命運にかかわる。(ベッラ)

 

 

「日本人の知らないスパイ活動の全貌」 著者 クライン孝子、出版社 海竜社

情報戦を制する者は、国際政治を制する!著者自ら取材し、体験し、洞察した国際的事件の裏側!そこには必ずスパイの暗躍があった!ドイツから警告する!平和ボケ、情報戦オンチの日本への警鐘!!

★ シュタージとは・・・東独秘密警察のこと

目次

1、ドイツ銀行頭取暗殺事件~シュタージと日独赤軍ハイジャック合戦

2、プーチンの警戒洞察力~KGB

3、ある東ドイツ・スパイの忠告~CIA

4,  ある核科学者のスパイ力~M15

5、世界情報戦に勝利してきた英語圏だが~シギント諜報活動

6、見事なり、イスラエルの対米諜報~米海軍犯罪捜査局分析官

7、「難民助け屋」の本音~ドイツ弱体化工作

8、仕掛けられた日本嫌い、ドイツ嫌い~韓国諜報活動

9、 バチカンの情報力の勝利~バチカンとCIA

10.  オバマのブレーン活用術~CIA

11,   情報機関の作成に後手後手の日本~ドイツでは『連邦情報局』

12,   一枚上手の情報作戦のノウハウ~「シュタージ・ファイル」

13, 「アンネ」破壊は「ニッポン」破壊か~KCIS

14, 対仏略奪戦に勝利したイギリスの過去1~植民地ビジネス

15, 対仏略奪戦に勝利したイギリスの過去2~ナチスの誕生

16,   対仏略奪戦に勝利したイギリスの過去3~EU脱退の真相

17,   米露情報戦の明暗~ロシア連邦保安庁(FSB)

18, 日本の情報戦略~日本版NSC

19,   EUが恐れるもの~英国の戦略

20.   偉大なコールのドイツ魂~東西ドイツの情報力

【著者紹介】 クライン孝子 : 1939年(昭和14年)旧満州生まれ。岐阜市立女子短期大学英文科卒。1968年渡欧、ガイドや通訳をしながらチューリッヒ大学、フランクフルト大学でドイツ文学・近代西洋政治学を学ぶ。現在、フランクフルト郊外に在住。ドイツ・ジャーナリスト連盟会員

★★ 私は音楽家だが、クラシックは長い歴史の中で培ってきたものなので、クラシック音楽を究めようとすると当然その国だけでなく周辺諸国の歴史の勉強をしたくなるものだが、学校ではほとんど教えない。そこで「歴女」のごとく、独学で勉強せざるを得ない日々だったが、いつもクライン孝子氏のお話を聴いて、いろいろわからなかったことを私なりに察することができるような気になって嬉しかった。

さらにこの本を手にしてゆっくり丁寧に読み込むことにより、学ぶ楽しさを一身に感じている。

クライン孝子氏に心から感謝する次第です。

 

ブログのティールーム

 

本日はクラインご夫妻にシューマン作曲「献呈」を・・・ソプラノはエリーザベト・グリュンマーです。

Elisabeth Grümmer, Schumann: "Widmung" Op. 25/1 (RIAS Berlin, c.1948-1956)

コメント (4)
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