ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

松林薫氏の記事から、「自己責任論」について。【討論】日本に本当の国家主権はあるのか?

2019年04月20日 | 政治

メールマガジンで読んだ記事だが、松林氏の記事を一部だけ転載。実は私は「税金で食べているくせに」という表現にあまり上質なものを感じなかったが、中には「その通りだ」と思うものまであり、一律に否定や肯定はできないと思っている。それを松林氏はわかりやすく書かれた。

【松林薫】自己責任論はどこから来たのか?

本来、自主独立の精神とは「支配されない」「従属しない」という気概です。もし自分を支配しようとする者があれば、闘わなければなりません。自分が非力な場合、その方法には面従腹背やサボタージュ、他者との連帯も含まれます。そうした精神を尊ぶのなら、誰かを支配したり、従属させたりする勢力には手を取り合って抵抗すべきでしょう。

しかし、自己責任論を振りかざして他人を批判する人の多くは、そうした支配・従属関係に鈍感です。生活保護の受給者に「国から金をもらっているのだから自由が制限されて当然だ」という態度をとるなら、自主独立の精神を尊重しているとは言えないはずです。そもそもセーフティーネットの多くは、不公正な支配・非支配関係を生まないために作られました。生活保護や健康保険の仕組みがなければ、生活に行き詰まった人は誰かに隷属するしかなくなるからです。近代国家自体も、理想的には個人の自由と独立を保障する仕組みです。

平成を通じて続いた新自由主義的な改革は、国家による「過保護」への反省から始まりました。その意味では明治の近代化を支えた「自主独立の精神」を取り戻そうとする試みだったのかもしれません。しかし、国家の役割を軍事などに限定する「小さな政府」へと舵を切った結果、皮肉にも真の自主独立精神は失われ、支配や従属を当然のものとして受け入れる風潮を生んでしまったように見えます。沖縄の基地問題への冷淡な態度や、米国への追従を当然とみなす風潮も、根っこには歪んだ自己責任論があるのではないでしょうか

松林薫(ジャーナリスト・社会情報大学院大学客員教授) 

 

全文は・・・ https://the-criterion.jp/mail-magazine/m20190420/

 

この文については、もしかしたら都合の良い面から都合よく読めてしまうのではないか、ということがあって、全面的に賛成はしにくいのですが・・・例えば「沖縄の基地問題への冷淡な態度や、米国への追従を当然とみなす風潮も、根っこには歪んだ自己責任論があるのではないでしょうか。」というところ、この松林氏の文の受け取り方は、各派から都合よく解釈されそうなので・・・

 

しかし、なるほどと思えるところなど、茶色のカラーの字にしています。

時々、「税金で食べているのだから」という言葉がネットで飛び交いますが、時と事情によりますし、誰でもそういう場面に遭遇せざるを得ない場合もあるでしょう。病気とか事故とか・・・これも、情け容赦ない言葉でまるで餌をもらっているような見下し方をネットで読むこともあり、その一方で実は働けるのに、社会保障でぬくぬくと生きているずるい人たちのことも浮かぶわけです。気になる文としてご紹介しました。

 

次はやはり気になる「討論」です。長いので時間を区切ってご覧になってください。
(本日は地方選の後半の選挙があるところもありますし、それも気になりますが)

本当に敗戦のあと、「本当の独立国ではない」というその思いを強く感じることばかり多いこの頃です。

 

【討論】日本に本当の国家主権はあるのか?[桜H31/4/20]

 

パネリスト:  
加瀬英明(外交評論家)  
小堀桂一郎(東京大学名誉教授)  
古森義久(産経新聞ワシントン駐在客員特派員・麗澤大学特別教授)  
西岡力(「救う会」全国協議会会長・モラロジー研究所歴史研究室室長)  
浜崎洋介(文芸批評家)   馬渕睦夫(元駐ウクライナ兼モルドバ大使)  
室伏謙一(室伏政策研究室代表・政策コンサルタント)
司会:水島総

毎日、日本の現状を思うと心痛めています。

 

ブログのティールーム

 

本日は今は亡きロシアの名バリトン、ホロストフスキーが歌う「鶴」です。

・・・ 戦死された兵士たちは空の鶴となって飛ぶ、という歌詞。 「戦さに命捨てても死んではいないあなたは、きっといる、きっと」と美しい歌は客席を泣かせた。  ああ、日本は・・・

Журавли Дмитрий Хворостовский

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遂にアイヌ新法成立・・・日本の崩壊につながる、石井望長崎純心大学准教授「沖縄は先住民族というのならイタリアやドイツなどの旧公国を欧州ははどう考えるのか?」

2019年04月20日 | 政治

日本崩壊に歯止めがかからない。「アイヌ新法」が成立してしまった。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6320909

 

この法案に反対したまともな議員は誰か

・・・もちろん国会で「アイヌ新法」について厳しく指摘した維新の丸山穂高議員以外に誰がいるか知りたいものだ。

自民党はどうだったのかも知りたい。まさか「移民法」の時のように「全員賛成」じゃないでしょうね。

 

 

日本の知性 、この発想!!

石井望先生、3月30日の沖縄でもはっきり仰っています。これで外国勢力を論破できます!! 

( ただ「政府」が・・・)

 

【沖縄の声】「絶対にヤバイ!国連先住民族勧告」-全沖縄国連先住民族勧告撤回大会- 主催:日本沖縄政策研究フォーラム[桜H31/4/3]・・・51分より石井先生のお話です。最高に愉快!!

 

『今後の尖閣諸島問題を考える(その2)(前半)』THE・REAL・OKINAWA AJER2019.4.15(5)

真ん中のお面をつけている人は孫向文氏、理由があって、お面を着用、お察しください。

 

 賢人石井望先生、「沖縄が先住民族というのでは、イタリアの都市国家や旧王国のシチリア・パルマ・トスカーナの旧公国は「イタリアの先住民族」というのか?ドイツのバイエルン公国なども同じだ、と軽く論破。

動画のコメントにこのようなご意見がありました。

イタリアのパルマ公国やトスカーナ公国、ドイツのバイエルン公国が先住民族ではないのと同じく、日本の琉球王国も先住民族ではない。

イタリアやドイツとほぼ同時期に、日本は近代統一国家となった。 …石井先生の解説は説得力があります。

堂々と国連で主張して、『琉球王国=先住民族』という贋説を覆して下さい。

 

 

 

ブログのティールーム

 

 本日は短い部分だけですがラフマニノフ作曲「パガニーニの主題によるラプソディー」を。

ラフマニノフ: パガニーニの主題による狂詩曲 - 第18変奏

 

 

 

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