ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

これからのEUの行く末・・・国際政治学者倉西雅子先生、河添恵子氏「中欧・東欧をむしばむ中国の赤い毒牙」

2019年04月16日 | 政治

 国際政治学者、倉西雅子先生のサイト「万国時事周覧」に重要な事が書かれていますので一部転載をさせていただきました。

中東欧諸国の対中接近の危うさ-中国はロシア以上の脅威では?

・・・「中東欧諸国の親中政策の根底には、EUには加盟したものの、期待したほどの経済成長を遂げることができない不満があるのでしょうが(もっとも、中東欧諸国の苦境は、生産拠点としてより優位な条件下にある中国の存在が原因…)、安全保障上のリスクを考慮しますと、近い将来、予想を越える事態に頭を抱えることにもなりかねません。

何故ならば、ロシアではない国であれば安全というわけではなく、中国もまた、ロシアを凌ぐ軍事的脅威となり得るからです。否、一党独裁体制を維持し、かつ、全体主義的な国民監視体制を敷いている中国の方が、余程ソ連邦の体制に近いばかりか、一帯一路構想が実現すれば、ヨーロッパと中国は直結してしまいます。人民解放軍の機動性は増し、短時間でヨーロッパまで到達してしまうのです。

13世紀、パドゥ率いるモンゴル軍が中東欧諸国を席巻し得たのもその騎馬隊の機動性の高さにありましたが、同軍の侵攻を受けた地域の住民が無残にも虐殺され、奴隷化された歴史は、現代において繰り返さないとは限らないのです。

ロシアに対する対抗心、並びに、経済支援を目的とした中東欧諸国の一帯一路構想への協力は、自ら危機を招き入れるようなものです。

仮に中国が、これらの諸国を政治的に取り込もうとしたり、軍事的な行動に訴えた場合、EUが連帯して対抗するとは限らず、また、加盟国が凡そ重なるNATOにあっても、EUと同じ分裂線が加盟国を分かつかもしれません。

EUは、目下、英国の離脱問題で揺れておりますが、EU自体がその基盤を切り崩されつつある現状にこそ、関心を寄せるべきではないかと思うのです。」https://blog.goo.ne.jp/kuranishimasako/e/f7de9d1de26d11879e53f38ec2f9ec10?st=0#comment-form

 

 これはお勧めです。河添さんのとても分かりやすく丁寧な解説です。旧東欧はロシアに用心してきた。 しかしプーチンは容認する。チャイナには免疫がない。

ノンフィクション作家・河添恵子#13-1★中欧・東欧を蝕む中国の赤い毒牙★隠れ共産主義と中国マネー

 

 ブログのティールーム

本日の曲はハンガリー出身の作曲家、リスト作曲「タランテッラ」です。

ピアニストはヴィタリー・ピサレンコです。

Vitaly Pisarenko plays Liszt - Tarantella

 

 

コメント (2)
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いったい何がすすめられようとしているのか、石井望長崎純心大学准教授が危惧、産経記事「北海道以北を「領土外」扱い 小学教科書の地図、検定で修正」

2019年04月16日 | 政治

とんでもないことがすすめられています。だんだん大胆になってくる「日本解体」の動き。

 

長崎純心大学准教授のサイトから転載、

二〇一九年四月一四日   

まづ大切なのが教科書の劈頭を飾るべき繩文文明領域の地圖。

産經「北海道以北を「領土外」扱い 小学教科書の地図、検定で修正」

https://special.sankei.com/a/life/article/20190413/0002.html

リンクの記事内容・・・来年度から使用される小学校の教科書で、江戸時代初期の日本を赤く塗った地図が文部科学省の検定により、北海道以北を白くする修正が行われた結果、北方領土を固有の領土とする政府見解と矛盾しかねない内容になっていることが13日、分かった。教科書で学んだ子供たちに、北海道以北が日本でないかのような印象を与えることになり、波紋を呼びそうだ。

 修正が行われたのは小学6年用の社会科教科書。江戸時代初期の対外貿易などを学ぶページに掲載された地図に検定意見が付き、「北海道、千島、樺太(からふと)の塗色で、児童が誤解する恐れのある図」とされた。このため教科書会社では、赤く塗っていた日本列島のうち北海道と北方領土を白くする修正を行い、検定に合格した。(4月13日産経新聞)

 

 これはそもそも、日本の領土の基準といふ問題。近代的中央集權ではないのだから、文科省が領土の色分けを指導すべきではない。近代基準で見れば戰國時代に領土はほとんどゼロであったし、かりに律令制の六十六國を領土とするならば、律令以前をどう色分けするのか。律令制以前に日本は存在しなかったのか。古墳時代の日本地圖をどう色分けしてゐるのか。

 國家といふ制度はメソポタミアで創造され、世界に傳播し、かなり晩く日本にも到來した。國家といふ制度を基準とすれば日本が存在しなくなる。國家といふのは歴史の中の一制度に過ぎず、歴史的絶對基準ではない。  國家基準でなく日本の文化、日本の歴史といふ基準の地圖も併せて載せるべきだ。まづ大切なのが教科書の劈頭を飾るべき繩文文明領域の地圖。繩文遺跡を基準とすれば千島から琉球まで分布する。遺傳子による繩文人種を基準とすれば八重山與那國まで含まれる。

 

 http://senkaku.blog.jp/2019041479579716.html?fbclid=IwAR2SHGBXZjwnqQQECH3lAFNPBhHeRt3NLUnhlaPa7gvv_vVpcBHCbILP1fo

 そして、このことはもっと以前から路線を引かれていたのです。私(ベッラ)はつい見逃していました。

 2016年に書かれた石井望長崎純心大学准教授の記事、今頃になって知ってショックの私です。

地図は▲初期の陸奧國(赤色

二〇一六年五月一二日   

今國會で成立する差別規制法 本邦域外の出身者の定義 歴史問題となる虞れ 

琉球史・アジア史・時事

今國會で成立する差別規制法は、本邦域外の出身者に對する差別的言動を禁止するとのことである。

域外出身者の定義は 「本邦の域外にある國若しくは地域の出身である者又はその子孫」 となってゐる。

子孫まで含めるとのことだから、過去の日本の領域はどこまでか定義する必要が出て來る。そんなことは不可能である。

奧州人は坂之上田村麻呂に征討される以前は域外の出身者であった。この定義に相當することになる。  

また、沖繩も古來文化的には100%日本の内であったが、統治領域としては慶長十四年(西暦千六百九年)まで或る程度本邦の外であったから、基準次第で當時の沖繩住民の子孫は域外出身者といふことになり得る。

また、鎌倉幕府統治下の東日本は事實上の獨立國であったとも解釋できるので、東日本出身者も域外出身者となる。

勿論名古屋以東、日本武尊に征討された地域も本邦域外だ。神武天皇の東征により日本國に編入された近畿地方も本邦域外だ。

邪馬臺國九州説とも關聯して來る。また戰國大名統治域は全て本邦域外と解釋することも可能だ。  

また近代では、明治に設置された陸奧國等は本邦域内であらうが、同時期までの琉球國も本邦域内である。

これにつき左翼思想で異議を唱へる人々が出現する虞れがある。  

要するに本邦の領域を時代ごとに定義する必要がある。

建國そのものが問はれることになる。さうならぬやう、例へば明治二十二年以前の域外出身者には適用しないなど、年代を定める必要がある。もしくは本邦の戸籍法成立以後に歸化もしくは入國した者と定義しても良い。

舊統治下の朝鮮台灣は本邦域内であったから、この法律は適用されないのか。そのあたりも定める必要がある。簡單ではない。歴史問題となってゆくだらう。http://senkaku.blog.jp/2016051259853000.html?ref=popular_article&id=5907804-1293497  

 

 

★ 日本はもうボロボロズタズタになっていくような気がする。西欧諸国と違って他国と長い間争った経験もない、本当に右往左往だろう…。

今のうちに手を打たないと大変な事になるのに、日本の土地は外国、特にチャイナに買われ放題、水源地も危うい。

これ以上書く元気がない・・・

 

ブログのティールーム

 本日はオペラのバリトン歌手出身のアレッサンドロ・サフィーナが歌います。

曲はオペラ作曲家のニーノ・ロータの「ゴッドファーザー」~もっと静かに話して

Alessandro Safina "Parla puipiano"

 

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