ワグネルをプーチン氏直属「国家親衛隊」に正式編入…アフリカでは現地のクーデター政権を支援
【ヨハネスブルク=笹子美奈子】ロシアのウクライナ侵略で露軍の貴重な戦力となった民間軍事会社「ワグネル」の再編が進んでいる。昨年12月、プーチン大統領直属の治安機関「国家親衛隊」に正式編入された。ワグネルが拠点を築いてきたアフリカでは新たに設立された雇い兵部隊に編入され、現地のクーデター政権を支援する。
英国防省によると、プーチン氏は昨年12月、国家親衛隊を再編する法令に署名し、ワグネルの3部隊が国家親衛隊に編入された。編入された部隊はウクライナに6か月、アフリカに9か月派遣される可能性が高いという。ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏は昨年6月に反乱を起こし、8月に主要幹部らとともに航空機事故で死亡した。戦力は大幅に低下したとの見方があるが、英国防省は「再編はワグネルを従属させ、国家による統制強化に成功したことを示している」と指摘した。
ワグネルをプーチン氏直属「国家親衛隊」に正式編入…アフリカでは現地のクーデター政権を支援 (msn.com)
この記事を読んで気になるのは以前から取り沙汰されていた「アフリカのクーデター政権」のほかに全体像のことである。アフリカの現在について、日本貿易振興機構ジェトロの記事によると
ウクライナ情勢、アフリカの半数近くは対ロシア非難決議に加わらず
2023年2月23日に採択された、ロシアにウクライナからの撤退を求める国連総会決議で、アフリカでは全54カ国中30カ国が賛成、2カ国が反対、棄権が15カ国、不参加が7カ国と、半数近くの24カ国がロシアへの非難に加わらなかった(2023年2月27日付ビジネス短信参照)。
ロシアとウクライナはアフリカを巡って外交攻勢を展開している。2023年5~6月に、ウクライナのドミトロ・クレバ外相とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相がアフリカ諸国を訪問した(2023年6月8日付ビジネス短信参照)。その直後には、アフリカ7カ国の代表団が両国を訪問し、ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談した(2023年6月20日付ビジネス短信参照)。7月にはロシアのサンクトペテルブルクで「ロシア・アフリカサミット」が開催され、政治や安全保障、アフリカへの穀物供給など多岐にわたる協力で一致した(2023年8月2日付ビジネス短信参照)。2024年に入ってからも、1月24日にチャドのマハマト・イドリス・デビ暫定大統領がプーチン大統領にクレムリンに招かれている。
また、中東との関連も気になる。
中東情勢巡るアフリカの反応はそれぞれ異なる
イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの衝突に対するアフリカの反応は各国で異なるが、欧米諸国と同様、イスラエル支持を表明しているのは、コンゴ民主共和国(DRC)、ケニア、ガーナなど少数にとどまる(2023年10月17日付ビジネス短信参照)。一方、パレスチナ支持を表明しているのは、アルジェリアやチュニジアをはじめとする北部のアラブ諸国のほか(2023年10月16日付ビジネス短信参照)、アパルトヘイト撤廃以降はアフリカ民族会議(ANC)が政権を握る南アフリカ共和国(南ア)が、イスラエルをジェノサイドがあったとして国際司法裁判所(ICJ)に提訴するに至っている(2024年1月12日付ビジネス短信参照)。こうした国々がある一方、ナイジェリア、モロッコ、エジプト、エチオピアなどは、両者に戦闘行為の停止と対話を呼び掛けている。
全文は 2023年のアフリカ取り巻く政治・外交から今後を読み解く | 地域・分析レポート - 海外ビジネス情報 - ジェトロ (jetro.go.jp)
ブログ主・・・毎日世界の動向がニュースになっているが、中には特定の方向で見たプロパガンダの報道もあるので判断は慎重にならざるを得ない。
その中でさらに刻々と情勢が変わっていくので、全体の把握はいろんな方面のニュースを多角的に見ることだと思う。思想的カルトも見破らねばならない。「スローガン」は特効薬ではないのである。
やはり気になるのは最近「国家国民の安全」をあまり深く考えていない政治家や提灯持ちの政治評論家・活動家の乱暴な意見である。
戦争のことも「誰かが行くのだろう」という考えは自分が「傍観者」となっているのがふてぶてしく思うほど鈍感だ(そして強引)。
「安全」は何も大言壮語で勇ましいものにはない。必ず自分や家族、日本という大切な国家を第一に考えなければならない。
特定の勇ましい言葉や自分自身がその中ではなくて「見物気分」で軽い気持ちで言うのはあまりにも無責任であり、いざとなったら一番最初に逃げるのはそうした人たちである。
櫻井よしこ氏のエッセイがまともな保守に支持されなくなっている。(以前からそうだが、今回のエッセイでよりハッキリした)
皇室も「神のように崇める」特定の政治家や思想家がいるが、私は与しない。
どこにも「カルト」はいるようだ。そうした「カルト」はやがて「ゲシュタポ化」する。
今でもそうだが、異論を許さない特定層がいる。
ブログのティールーム
やっと「バレンタインデー」が終わった。デパートはすでに「ひな祭り」作戦に移っている。
日本人の面白いところだ。
本日はリラックスし、血圧を下げる音楽を見つけようと探しました。
ショパン作曲「マズルカ 作品17の4番」、巨匠ホロヴィッツが自宅で弾いた貴重な録音録画です。
Chopin Mazurka Op.17 No.4 (Horowitz)
ホロヴィッツは1903年、ウクライナのキーウに生まれ、キーウ音楽院卒業、その後トスカニーニに認められアメリカに亡命、夫人はトスカニーニの娘であるワンダさんです。(恐妻だった)
ホロヴィッツはトスカニーニの薫陶を受けましたが「この役立たずが!!」と叱られてばかりでしたが、世界的な名ピアニストになりました。ホロヴィッツのコンサートは常に徹夜でティケットを買い求めるのが普通になりました。テレビでカーネギーホール前に多くの人が並んでいて、そのなかのひとりが「聴き手の心がわかるピアニスト」とファンは言っていました。