【渡邉哲也】 メルケルが招いた ドイツの失政と負の連鎖 プーチンとの連携をトランプに見破られ 2018年8月21日
渡邊哲也氏のツイート、認証済みアカウント @daitojimari
メルケルが受け入れると言ったので、国を捨てドイツに向かった難民たち、生活基盤を失い、危険で過酷な道のりを歩んだ結果、追い返される運命になった。メルケルの偽善で欧州全体の治安が悪化、まわりを不幸にしただけなんですね。持ち上げたメディアも含め何百年も恨まれるでしょう。8:38 - 2018年8月17日
★ この件に関してはクライン孝子氏が明らかにされていて、このブログにも書いてきたが、宮崎正弘氏が中国のウイグル弾圧が世界の目にも明らかにされつつあること、そしてムスリムが中国に向ける目について厳しく書いておられる。
宮崎正弘氏のメールマガジン
それは習近平子飼いの陳全国がウィグル自治区書記に任命されてから始まった
残虐なウィグル族弾圧、収容所に放り込み拷問、再教育。棄教を迫る
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エジプト留学から帰国したウィグル族の若者が当局に拘束されて行方を絶った。家族が心配して心当たりを捜しても行方不明。同様な「事件」が頻発し始めたのが2017年からである。
なかには家族が偽りの電話を強要され、父親が病気とかで、急いで留学先から帰ると強制収容所に放り込まれた。
そのまま一年以上。合計8000名のウィグル族の若者の留学帰りが、杳として行方知れずとなった。いずれもイスラム圏への留学という共通点があった。もともとウィグル族はイスラム教を篤く信仰してきた。
2,016年8月29日、陳全国が新彊ウィグル自治区の書記に任命されたと発表された。直前まで陳全国はチベット自治区の書記だった。
つまりチベット弾圧の責任者だったから、ウィグル自治区にはいっても弾圧は得意技だった。
陳全国は1,955年河南省生まれ、武漢の大学をでて軍隊に入隊し、共産党へ入党して頭角を現し、2,010年に河北省省長に就任した。その後、習近平の覚え目出度くチベット書記に栄転した。
現在はトップ25の政治局員という異例の出世を遂げた。
同じ頃、重慶特別市書記だった孫政才が唐突に解任され、新たに陳敏爾が任命された。孫政才の解任理由は「薄煕来の腐敗体質の残滓を重慶市から積極的に排除できず、そのままに旧幹部等をのさばらせ、自らも汚職に励んだ」などとする冤罪だった。要は共産主義青年団の「希望の星」だった孫を潜在的ライバル視してきた習近平にとって、将来の独裁に邪魔になるからだった。
陳全国も陳敏爾も習近平の子飼い、イエスマン若しくは茶坊主、行政手腕が無能でも、おべんちゃらがうまければ出世街道を驀進できる。阿諛追従の才能だけは秀逸なのだ。
下手に理論家だったり戦略論をぶったりすると、無学な習近平にとっては逆恨みされるのだ。
ウィグル自治区の悲劇は、このときから一層無惨になった。
もとより2,009年のウルムチ暴動で、漢族が武器を持って手当たり次第にウィグル族を虐殺し、多くのウィグルの若者がとなりのカザフスタンへ逃げた。
その数は数万人と言われるが、そのうちの一万人ほどがシリアの軍事訓練基地へ送られ、ISのメンバー入りした。中国の諜報機関はシリア政府、同時にISにも武器を提供して巧妙に近づき、かれらの動向の情報収集に躍起となった。テロリストとして訓練され、中国に帰ってくることを怖れたのだった。
ISをスピンアウトした過激派は「漢族に血の復讐を。中国人を血の川へ投げ込め」などと煽動するヴィデオを作成し、ユーチューブで配信した。
▲最大二百万人のウィグル族が再教育という名の洗脳をうけている
陳全国は新彊ウィグル自治区の党書記となるや、「宗教活動を厳密に規制し、イスラム文化の表現をやめさせ、辻々には検問所を設け、顔識別とAI機器を駆使して手配者の逮捕を強化し、さらに砂漠に次々と強制収容所を設営し、拷問による改宗を強要した」(『TIME』、2018年8月27日号)。
そうやってイスラムを学んできたウィグルの若者の洗脳教育を始めた。「改宗」できない者は独房に入れて、イスラム教徒が忌み嫌う豚肉しか与えず、しかも独房の狭い牢獄に三人も五人も入れて、つねに睡眠不足とし、洗脳の効果をあげようと急いだ。それでも「直らない」ケースでは家族も強制収容所に入れた。出所してすぐに死ぬという悲劇も相次いだ。
米国の偵察衛星は、収容所の数が急増していることを突き止めた。また強制収容所ばかりか、再教育センターもつくられ、家族全員のDNAや血液が収集されデータベースに入力された。デジタル全体主義の支配システムである。
トランプ政権は、このような人道に悖る人権無視の民族浄化を黙ってみることはなかった。衛星写真の証拠を楯にして、これを対中政治カードとする。
ゲイ・マクドゥーガル国連人権差別撤廃委員は2,018年8月10日、国連委員会で「200万人のムスリムが強制収容所で再教育を受けているという報告がある」と爆弾発言した。
マクドゥ-ガル委員は「なかには髭を貯えていた、ベールを被っていた」などの理由で拘束されているとし、「ウィグル族の民族的アイデンティティの喪失が目的だ」と中国を非難した。
またウィグル女性は漢族の男性としか結婚できないという規則も強要しているとの情報があり、そうなるとユーゴスラビアでおきたエスニック・クレンジンングの再来である。セルビアは、世界から非難を浴びた。
▲チベット弾圧と同じ手口
中国側は国連報告をただちに否定し、「あそこは強制収容所ではない、あれは職業訓練センターであり、ウィグル人の教育向上と雇用機会の増大をはかる目的だ。われわれが警戒して取り締まっているのはテロリスト、分裂主義者、過激な宗教活動家だけだ」などと平然と嘯いた。
これはチベットにおける120万の無辜の民と僧侶の虐殺を「農奴解放」と言ってのけた嘘の論理の適用である(チベットに農奴はいなかった)。
またウィグルの動きに触発されて隣の青海省、四川省、甘粛省、陝西省、寧夏回族自治区などではモスクの監視が厳格化され、とくに後者回族自治区のモスクは「改修」を詐っての取り壊しが計画されたため信者がモスクに座り込み開始した。
イスラムは国境なき連帯のコミュニテイィであり、ウィグル族への苛烈な弾圧は口コミを通じて世界のムスリムに拡大した。
ムスリムの中国敵視は、米国の対中国認識とはレベルの異なる、感情的エトスが含まれているのだ。
▽◎◇み◎◇☆や▽◎◇ざ☆◇◎き□◇◎ 8月23日のメールマガジンより転載
★ (ベッラの意見)こうして中国は欧米から距離を置かれ、また世界のムスリムから激しく憎まれ、中国の国内は習近平の独裁が一般からも批判されている。今は弾圧しているがいつまでそれが続けられるだろうか。
気になるのは日本の対応である。こんなニュースもある。 http://japanese.joins.com/article/247/244247.html?servcode=300§code=300&cloc=jp|main|top_news
「日中間の通貨スワップ、3兆円規模で再開を調整」
2018年08月22日08時04分 中央日報
- 日中両国の政府が中央銀行間の通貨スワップ協定再開について協議中で、規模は約3兆円で調整していると、日本の共同通信が21日報じた。両国は2002年から2013年まで約30億ドル規模の通貨スワップを維持していた。今回新たに協議する通貨スワップ規模は従来の10倍。通貨スワップを締結すれば、有事の際にあらかじめ定めておいた為替レートで日本円と人民元を交換できる。
共同通信によると、両国は中国・北京で今月開催される日中財務対話で具体的な事項を議論する予定だ。日本からは麻生太郎副総理兼財務相が、中国からは劉昆財政相が代表として出席する。両国は5月、通貨スワップ早期再開の原則に合意した。日本政府は、安倍晋三首相が10月の訪中で習近平国家主席と首脳会談をする席で、両国間の通貨スワップ締結を公式発表することを目標にしている。 (以上) -
- 心配だ。フェイクニュースだったらいいのだけれど・・・
★ 尖閣・沖縄を狙う中国、そして親中・親韓、また北朝鮮に対するまさかの資金援助など、浮ついた対応は絶対にしてはならない。
やたらに移民を増やすなど、過激な政策は必ず破綻し、結局は日本国民がそれを負担・受難となる。
日本の政治・また選挙などを見ていて、仕事をしないどうでもいい議員が多いように思われる。ホストのようなホイホイとして敬語だけ多用しているのもいるし、綺麗ごとばかり言っていれば「安全」と思っているのか、「殺害予告」「メディアテロ」「反日左派のヘイトスピーチ国会前集会糾弾」など受けている杉田水脈議員に、今まで擦り寄っていた同じ党の「自称ホシュ」政治家があっというまに見て見ぬふりをしたり、知ったかぶりで善人ぶって批判する、という悲しい現実も見た。「どちらが得か?」どちらにも転ぶ連中だ。
「保身」まみれは政治家だけではない。一般のインテリ層もそうだ。責任をとらない「綺麗ごと」ばかりだ。
これから日本の正念場である。大事を成すには小さなことのひとつひとつの積み重ねが必要だ。
ブログのティールーム
上は「紫蘇のドリンク」です。夏バテに効き目ありそうです♬
本日はマリオ・デル・モナコが歌うフロトー作曲「マルタ」~夢の如く
Mario Del Monaco - M'appari - Marta - Friedrich von Flowtow