熊本市中心部の千葉城趾内に半世紀以上存在していたNHK熊本放送局が、2017年6月に移転した。
新しい放送局の建物は、現時点では面白くも何ともない。
一方、この旧放送局は、個人的な思い出もあり、取り壊される前に写真を撮っておこうと思った。(熊本逓信病院は、それをしないで後悔しているので。)
鉄塔の向こう側に見えるのが、再建中の熊本城天守閣である。
一般的には、毎日テレビを観る人でも放送局に行ったことがある人はごくごく少ないだろう。
しかし、アマチュアオーケストラに関わっていると、その練習場所として放送局を使うことが時々ある。
熊本放送局も、その昔、ジュニアオーケストラに所属していた時の練習場所だったので、毎週出入りしていた建物であった。
なので、思い出は尽きないが、それはともかく、今見ると1950~60年代の典型的な雰囲気を持っていることがわかる。
各階にベランダが付いている。これが、あの時代の一大特徴だと思う。今でも霞が関や日比谷の官庁に同様のデザインは見られるのではないだろうか。ベランダか「ひさし」が付いた建物。
この「ひさし」は、夏場の直射日光をさえぎってくれるので、特に九州あたりではとても具合が良かった。
この様式が、その後きれいさっぱりなくなった。
セキュリティ上の問題もあるかもしれないが、まずはそんなスペースがあるなら室内にした方が良いという考え方が主流になったからだろう。
多少遊びの空間があった方が、ゆとりを感じて良いと思うのだが。
ちなみにもう一つ、同市内の旧電報局ビル。電報局というものが存在したこと自体も時代を感じる。
奥の建物は、デザインを合わせて作ったものと思われる。
しかし、この二つを並べると「平凡」という言葉も頭に浮かぶ。
とは言え、どれもいずれ無くなる建物。私としては記録に残しておきたいものなのである。
新しい放送局の建物は、現時点では面白くも何ともない。
一方、この旧放送局は、個人的な思い出もあり、取り壊される前に写真を撮っておこうと思った。(熊本逓信病院は、それをしないで後悔しているので。)
鉄塔の向こう側に見えるのが、再建中の熊本城天守閣である。
一般的には、毎日テレビを観る人でも放送局に行ったことがある人はごくごく少ないだろう。
しかし、アマチュアオーケストラに関わっていると、その練習場所として放送局を使うことが時々ある。
熊本放送局も、その昔、ジュニアオーケストラに所属していた時の練習場所だったので、毎週出入りしていた建物であった。
なので、思い出は尽きないが、それはともかく、今見ると1950~60年代の典型的な雰囲気を持っていることがわかる。
各階にベランダが付いている。これが、あの時代の一大特徴だと思う。今でも霞が関や日比谷の官庁に同様のデザインは見られるのではないだろうか。ベランダか「ひさし」が付いた建物。
この「ひさし」は、夏場の直射日光をさえぎってくれるので、特に九州あたりではとても具合が良かった。
この様式が、その後きれいさっぱりなくなった。
セキュリティ上の問題もあるかもしれないが、まずはそんなスペースがあるなら室内にした方が良いという考え方が主流になったからだろう。
多少遊びの空間があった方が、ゆとりを感じて良いと思うのだが。
ちなみにもう一つ、同市内の旧電報局ビル。電報局というものが存在したこと自体も時代を感じる。
奥の建物は、デザインを合わせて作ったものと思われる。
しかし、この二つを並べると「平凡」という言葉も頭に浮かぶ。
とは言え、どれもいずれ無くなる建物。私としては記録に残しておきたいものなのである。
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