
「美少女コンテストのクィーンを夢見る少女とその個性的な家族が、黄色いワゴン車に乗ってコンテスト会場を目指す姿を描く。(中略)機能不全に陥った一家族が、旅を通して再生していくハートウォーミングな展開が見どころ。」(Yahoo映画から「シネマトゥデイ」の引用)
2007年の第79回アカデミー賞で脚本賞と助演男優賞を獲得している。ダメダメ家族が団結していくプロセスが、ロードムービーとして軽やかに描かれていて、笑いあり、少しの涙ありで、ほのぼした気分に浸れる。
アカデミー賞を取ったのは、おじいちゃん役のアラン・アーキンだが、娘オリーブ役のアビゲイル・ブレスリンが、この映画を支えている(助演女優賞にノミネートはされていた)。後半の山場、美少女コンテストのダンスシーンには腹を抱えて笑わった。
映画評論家の解説によるとアメリカ的価値観に対するアンチテーゼとの見方もできるようだが、難しいことは考えず、肩肘張らずに楽しみたい。良質のアメリカ映画である。
スタッフ
監督ジョナサン・デイトン バレリー・ファリス
製作マーク・タートル、トーブデビッド・T・フレンドリー、ピーター・サラフ
キャスト
グレッグ・キニアリ:チャード・フーバー
トニ・コレット:シェリル・フーバー
スティーブ・カレル: フランク
アラン・アーキン: グランパ
ポール・ダノド: ウェーン・フーバー
アビゲイル・ブレスリン: オリーブ・フーバー
ブライアン・クランストン