
シニアによる現場仕事の最前線をレポートする「×××日記」が何冊も出版されているが、本書もその一冊。図書館の返却本の書棚にあったので手に取ってみたら、気軽に読めて面白く、期待以上の読み物だった。
「仕事」体験談はリアルで現場ならではのアクシデント、人間模様に満ちている。旅行添乗員の大変さは容易に想像つく。旅行は人により期待するものが全然違うだろうから、そんな人たちを束ねてご案内するという仕事なんて、私にはミッションインポッシブルにしか見えない。そんな高い難易度がユーモラスに語られている。多種多様なお客さんだけでなく、業務の依頼元である旅行代理店との関係やバスドライバーとの相性もあり、業務知識はもちろん、人としての機転やおおらかさがないと務まらない仕事であることが良く分かる。
そんな大変さがしみじみとわかる現場報告だ。ネタバレになるので、あとは読んでのお楽しみということで。