その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

新春走り初めは青梅マラソンコース試走!

2025-01-05 08:00:17 | 日記 (2012.8~)

2025年のランは2月に出走予定の青梅マラソンの往路試走で始めた。青梅マラソンは歴史ある市民マラソンの草分け的レースであるが、東京マラソンができてからは 時期的に被ることもあってか、やや影が薄くなっている気がする。私にはいつか走ってみたかったレースで、今回が初めての出走となる。

コースマップを見ていると、30キロ部の往路はスタートから折返し点の川井駅までの15キロ、徐々に上りが続くコースだ。出走経験者の友人の話だと平らな部分がほとんどないタフなコースで30キロでもフルなみという話であった。
 
河辺駅で降りて 奥多摩街道を西に向かうと青梅マラソンのスタート地点の標識が立っている(スタートの道路標識があるだけでもこのレースの地域の重要さが分かる)。あまり訪れる機会のない土地でもあるので、キョロキョロしながら観光も兼ねてエンジョイランを開始した。
 
(スタート地点)
 
青梅駅周辺は 昭和レトロの町として売り出している。古い商店は昭和風の作りをしているところがいくつもあって楽しい。住吉神社なる青梅の総鎮守に立ち寄り、地元の初詣客に交じってお参りした。高台にある境内からは多摩川が刻んだ地形が良く分かる。
 
(住吉神社)
 
 
(境内から多摩川が削り取った谷(であろう))
 
青梅街道筋をひたすら西北に奥多摩路を上る。確かに高度は上がっていくので、上り道ではあるが、箱根駅伝5区に比べれば楽勝だ。沿道には歴史的建造物や寺院があっていかにも旧街道筋らしさが残っている。
 
(地元の旧家。市の保存建物)
 
 
 
青梅から数キロも進むと、雰囲気が住宅街から山村風に変わってくる。ここが東京の一部とは思えないような田舎風景と多摩川の美しい渓谷や清流がある。
 
 
 
往路はアップダウンを繰り返しながら徐々に上っていく。この感じはコースの高低図だけではなかなか想像つかず、試走の価値がある。特に、二俣尾駅からはキツめの下りが1キロほど続く。逆に、復路ではちょうど22キロ地点ぐらいでの上りになるので、ここがこのコースの正念場ということも想像できた。
 
 
歩道がしっかり整備されているので安全に走れるのも嬉しい。途中、何度か来たことのある東京の銘酒「澤乃井」の醸造所の横も通過。山間の日暮れは早く、14時過ぎにスタートしたのだが、15時半頃には山に日が隠れ始めた。結局、15時50分に折り返し地点に到着。コースはきついものの、素晴らしい風景と新鮮な空気を楽しみながらのとっても充実の走り初め。
 
 
 
(折り返し地点にも立派な標識が)
 
本番が楽しみ。
 
(川井駅から帰路へ)
 
2025年1月2日

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