チダケサシが野川公園の自然観察園で花穂を揺らせていた。4年前の7月3日に野川公園を初めて訪ねこの花に出会った。
野川公園自然観察園にて(04年7月3日)「昭和初期、チダケサシは旧東京市内の山の手にはよく見られた。そして毎年ピンク色の花穂が何十本も立つと初夏のにおいがした。」(野草図鑑)とあるが、地球温暖化の危機が叫ばれ2酸化炭素の排出量規制をせねばならない現在の東京都からは想像もつかない光景だ。
チダケサシ(乳茸刺)は山野の湿地に生えるユキノシタ科の多年草。名はチダケ(乳茸:傷をつけると白色の乳液を出す食用キノコ)をこの草の茎に刺して持ち帰ったというのが名の由来とか。
一つの花には花弁5、雄しべ10、雌しべ1があります
野川公園自然観察園にて(04年7月3日)
一つの花には花弁5、雄しべ10、雌しべ1があります