フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

メマツヨイグサ(雌待宵草)も花は夜咲き昼は萎んでしまいます

2008年07月30日 10時51分30秒 | 花の和名
カラスウリと同じく夜咲く花のメマツヨイグサ(雌待宵草)が路傍や河原そして荒地に雑草の如く繁茂している。
もう少し生育地を選んでくれると、竹久夢二の「宵待草のやるせなさ」も感じられるが、とにかくいい場所にいい形で生えているのは少ない。

メマツヨイグサが繁茂しているのはマンション予定地の空地
もっとも夢二が見たのは花が萎むと赤くなるマツヨイグサだったと思うが・・・。
このマツヨイグサ属はすべてアメリカ大陸原産の外来種だ。マツヨイグサが嘉永年間に渡来したのが最初だが、大正の初め頃渡来したメマツヨイグサ等に席巻され今ではほとんど見られなくなってしまった。

萎んだ花は橙色が混じった白っぽい黄色です
太宰治が「富士には月見草がよく似合う」と書いたのはオオマツヨイグサというのが定説。本来の月見草は花が白く栽培種以外では見られないという。

オオマツヨイグサの花径は7~8㎝あります