フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

収穫あとの田んぼには水田雑草がいっぱいです

2008年09月29日 13時06分45秒 | 花の和名

収穫が終わった水田は水が抜かれて今の季節、水田雑草を観察するには絶好だ。
水田雑草のひとつイボクサは萼片と花弁は各3枚で、長い雄しべ3本は花粉を出し短い3本の雄しべは花粉を出さない仮雄しべという。


白い花弁の先はグラデーションでピンクになり花径約1.3㎝のきれいな花だが、肉眼では雄しべまでは確かめられない。色々撮って確認してみた。

紫色の短い雄しべの1本が隠れてしまいました

イボクサはツユクサ科の花で、ツユクサも長い2本の雄しべが花粉を出し、あとの4本は仮雄しべという。仮雄しべは鮮やかな黄色で虫を引き寄せる役をしているらしいが、イボクサの仮雄しべも紫色が鮮やかだが、ツユクサほどは目立たない。仮雄しべの役割などはハッキリとは分かっていないようだ。

長い雄しべは花粉をいっぱいつけています

イボクサの汁で疣が取れるというのが名の由来だが、実際にはその効果はないようだ。