自生地ではツルマメの花が殆ど豆果に変わり、ヤブツルアズキも花が少なくなって、長い丸みを帯びた豆果を垂れ下げていた。代って旗弁が薄紫で筒状部分が白色のヤブマメの花が見られるようになった。ツルマメは大豆、ヤブツルアズキは小豆の原種と云われるが、ヤブマメは地中に閉鎖花をつけ結実する面白い性質があるが、有用性はあまりないようだ。
花がよく似たノアズキの豆果は扁平で細毛に覆われる
前回14日に咲き始めていたアカネ科のアカネが3個所で小さな淡黄緑白色の花を満艦飾に咲かせていた。つる性の多年草で、葉は4枚ずつ輪生するように見えるが、本当の葉は2枚で他の2枚は托葉が変化したもの。根は古くから暗赤色の染料を取るために使われ、赤根(茜)の語源という。また薬用にもされたようだ。
花は3ミリあまりで下位子房です
花冠は5裂し、雄しべ5本雌しべは2花柱
隆盛を誇ったセンニンソウも花より果実が多くなっているが、一部の所ではそれこそ茜色に熟していて、こんな状態は初めてで新鮮だった。
もっと枯れて褐色になって白毛をつけたのはよく見ますが