ヒガンバナは蕾から花茎を伸ばし花を咲かせるまで約一週間という。
咲いてからすがれるまではどのくらいなのだろうと思い観察してみた。
勿論堤防上は陽射しも風も強く過酷な条件の上、今回の対象は群生ではなく一茎の花なのでより花の命は短かったと思う。
9月19日AM6時25分咲いたばかりのヒガンバナ
今回は19日の朝に咲いたばかりの花弁の縁が真っ直ぐなのを選んだが、夜から翌日20日かけて台風の余波で風が強かった。風はシベを長く伸ばすヒガンバナにとっては大敵、風当たりの強い方向の雄しべは一日で紫色の糸状に変化し縮んだり、垂れ下がったりしてしまった。
同じ花ですが翌9月20日PM12時には風上のシベは糸状に縮んでいます
大きく張り出した雄しべの劣化は激しくどの花の雄しべも日に日に紫色の糸状になって縮こまっていったが、殆ど花の態をなさなくなっても伸びたシベがあり、よく見ると雌しべで何とはなしに得心した。
9月24日にはもう花とは言えませんが雌しべだけは4方に長く伸びています