フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

面白い形の舌状花をつけたコシロノセンダングサがありました

2009年11月28日 23時01分09秒 | 花の和名
花がかなり少なくなった路傍や荒地に今多いのは筒状花だけの黄色い小さな花をつけ、黒くて長いイガイガの実をつけたコセンダングサだ。イガイガはヒッツキ虫で触るとバラバラになってくっついてくる。しかもその刺には小さな逆刺があるので簡単には取れない。
生えている場所も、花自体もあまりきれいで無く群生している姿はあまり目を引かないキク科の一年草だ。


明治の終わりごろ滋賀辺りで普通に見られるようになったコセンダングサ
マジックテープのヒントになったといわれるイガイガ

でも黄色の筒状花の周囲に5個くらいの白い舌状花をつけたコシロノセンダングサと呼ばれる変種があり、これは結構カメラを向けたくなる。
今回撮ってきたのを見てびっくり。通常の舌状花と、筒形で先端が4~5裂している初めて見るのがあった。
調べてみると「花冠は白色で筒部は1.2㎜、幅3.5~5㎜ふつう花柱はない」と舌状花にも筒部があるような記述があり、ネットでは「白い小さな筒状花をつけるのをアイノコセンダングサという」のもあった。


ふつうに見られる5枚の舌状花のコシロノセンダングサ
完全に筒形の舌状花のコシロノセンダングサ