フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

小雪の自生地は突如寒くなって気合を入れずにはいられませんでした

2009年11月22日 19時08分32秒 | 花の和名
志木街道から遠望した自生地はまるで老年期のように見える静かな一面の白い枯野だった。
森繁、水の江滝子がつい先日2人とも老衰で亡くなった。個性的な俳優だったが、高齢になると穏やかな同じような顔になっていたのを何故か思い出した。

観察路の縁を彩っていたユウガギクはほとんどが花も葉も落ちて実だけが残り、両側からかぶさり気味だったオギやヨシも少なくなって観察路が広くなった感じだった。
フジバカマ、タカアザミ、センニンソウ、アキノノゲシ達が綿毛を殆ど飛ばし終わった枯れ姿で佇み、コメナモミは他の綿毛をいってに受け止め、まるで花を咲かせたようだった。


コメナモミは総苞などが粘るので飛んで来た冠毛が付いています
センニンソウのアップ。そのうち種子はバラバラに飛んで行きます

コカモメヅルは長い多くの種髪の先に小さな種子をつけた姿が見られた。
コカモメヅル(小鴎蔓)はガガイモ科のつる性の多年草。カモメヅルの名を持つもののうちで花が径5㎜と一番小さい。細長い袋果は4~5㎝。名は対生する葉がカモメの飛んでいる姿にている事から。

8時ころ暗い雲が増えて雨がぱらつき始め急に寒くなった。手が冷たくなりそのうち全身が身震いするほど寒くなってしまった。
まさに二十四節気の小雪。全身を揺すった。たりずに声も出した。他人がいないを幸いに気合を入れながら歩いた。まるで高見盛だった。