フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

小春日和の河川敷 Part2 刈田周囲の湿地・帰り花3題

2009年11月11日 22時31分32秒 | Main
小春日和の10日、河川敷の刈田の周囲には緑と赤と黄色が華やかだった。
特にオオジシバリは径3㎝くらいの花を田の縁で咲かせていた。そして一部では葉が紅葉し帰り花ならではの彩りを見せていた。


11月10日午前11時30分

オオジシバリ(大地縛り)はキク科の多年草で、田の畔など湿り気のある所を好み、葉はへら形でジシバリより全体的に大きい。
タンポポ亜科の特性で小花は全て舌状花、葉や茎を傷つけると白い乳液が出る。名の由来は地を這う茎が節々から根を出し地を縛るように見える事からという。

今、多くのタネツケバナは頂小葉が大きく羽状に分裂した葉をロゼット状に広げているが、中に気の早いのは小さな白い十字状花を咲かせている。
タネツケバナ(種漬花)はアブラナ科の越年草。苗代を作るための種籾を水につける頃花を咲かせるのでこの名がついたといわれるが現代の田植えとは若干時期がずれる。

ナデシコ科のオランダミミナグサも早春の花だが、もう白い花をつけていた。

小春日和の河川敷 Part1河川道路沿道

2009年11月11日 07時45分18秒 | Main
青空は10日まで。水曜日からは天気は崩れるとの予報で小春日和の荒川河川敷にでかけた。
ゴルフ場沿いの未舗装の河川道路は殆ど草刈りなどされていない。でもそれが幸いして所々クコが繁茂している。まだ実は無理だろうと思いながらもゆっくり行くとルビーの輝きがみえた。よく見ると結構多くの実が付き花も咲いている。


花径約1㎝、花冠は5裂、雄蕊も5本


同じ枝で近くに付いている花と実。液果は約2㎝弱、もちろん食べられる

クコも小枝にトゲがあるが、厄介なのは同じような所に小さな赤や黄色の実をつけているノイバラの刺だ。ちょっとひっかけると強烈だ。
クコ(枸杞)はナス科の落葉低木。果実を酒や焼酎に浸した枸杞酒は強壮薬として知られる。


ヒメジョオンもこの頃になると可憐。コセンダングサのヒッツキ虫が悪役