フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

クサギが満開で特徴的な花をつけ、芳香を漂わせています

2010年08月10日 15時30分40秒 | 花の和名
サクラソウ自生地の鴨川沿いのクサギは満開で芳香を放っていた。クマツヅラ科のクサギ(臭木)は葉や枝に悪臭があるのが名の由来というが、花には芳香があり花期には甘い匂いを漂わせる。白い花は直径約2.5㎝くらいあり、雄しべ雌しべは長く突き出る。

雄しべ先熟で雄性期には4本の雄しべが上を向いて伸び雌しべは目立たない。雌性期になると逆に雄しべがまるまり雌しべは柱頭を2裂させて上向きに伸びる。そして雄性期、雌性期の花が一つの花序に混在しているのも面白い。


雄しべ4本は上を向いて突き出て雌しべは下を向く
雌性期には雌しべが上を向き、雄しべは丸まる

果実も個性的で星形に広がった紅色の萼の上で光沢のある藍色に熟す。


09年9月23日撮影