フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

自転車がパンクして、何年か振りにボタンヅルと再会しました

2010年09月02日 11時41分02秒 | 花の和名

羽根倉橋から自転車道迂回路に入って間もなく、後輪の音がやけに耳についた。だんだん重くなった。パンクだった。ついていないがどうしようもない。いつもより1時間くらい遅く家を出たがまだ7時前、自転車屋は開いていない。少し近くを廻って時間をつぶす事にした。


見上げたフェンスはセンニンソウの花と蕾だらけでした

道路際の荒地にセンニンソウが絡んでいた。今、あちこちで白い十字状花を咲かせ始めている。そのまま通り過ぎようとしたが何となく違う。時間は十分過ぎるほどあるので引いていた自転車を置いて近寄ってみた。


ボタンヅルの名の由来は葉がボタンに似る事から

花が小振りだ。色も何となくクリーム色がかっている。葉を見ると間違いなくセンニンソウではなかった。ボタンヅルだ。何年か前に小さな田舎の無人駅で出会ってからその後まったく見なかった。萎えていた気持ちがいっぺんに明るくなった。


センニンソウに比べ雄しべは幅が広いようです
センニンソウの花は純白ですが両種とも花弁に見えるのは萼片

希少種でもないのだろうが、センニンソウばかりが目立つ季節を迎えて、同じキンポウゲ科センニンソウ属のボタンヅルとの再会は何とも嬉しかった。