久し振りに小石川植物園に行った。
薬園保存園にショウガ科のウコンが花を咲かせていた。花に見えた20㎝くらいの大きな緑白色の花序は全部苞葉という。でも一番上の、先端がピンクの苞葉は将に花そのものだ。しかしながら本当の花は淡黄色で苞葉の腋に付いていた。根茎を薬用にし、黄色の色素を取ったり、カレー粉の原料にするという。
薬園保存園にショウガ科のウコンが花を咲かせていた。花に見えた20㎝くらいの大きな緑白色の花序は全部苞葉という。でも一番上の、先端がピンクの苞葉は将に花そのものだ。しかしながら本当の花は淡黄色で苞葉の腋に付いていた。根茎を薬用にし、黄色の色素を取ったり、カレー粉の原料にするという。
円内は上から見た花序ですが、どう見ても花に見えます
苞の間から顔を出しているのが本物の花
分類標本園のクマツヅラ科のニンジンボクはそろそろ花は終わりかけていたがクマバチがしきりに吸蜜に来ていた。花の形が面白く唇形花の上唇は小形で浅く2裂し、下唇は3裂し、特に中央の裂片は幅広く長い。雄しべは4本で花冠より長く、柱頭は2裂する。葉の形が薬用人参に似るのが名の由来という。
奇妙な形のニンジンボクの花
帰り際入口近くにアスパラのように伸び出しているようなものがあった。なんだろうとよく見るとヒガンバナの茎がにょきにょきと林立していた。まだ暑さの盛りなのにもう彼岸が近い事を知らされた。
すっくと伸びた若草色のヒガンバナの花茎