フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

田島ヶ原サクラソウ自生地でチョウジソウがよく見られるようになりました

2012年05月01日 18時56分07秒 | Main
田島ケ原サクラソウ自生地はかなりスイバが伸び出しているが、相変わらずユリ科のアマドコロが全域で花を付けている。緑色の先が6裂した花が多くなり今が盛りだ。
自生地の生き字引みたいな田口さんにお会いすると「レンリソウが蕾を付けています」と嬉しそうに教えてくれた。5日頃にはスイトピーに似たピンクの蝶形花が見られそうだ。


遠景の黄土色はスイバの穂です


蕾のうちは先端は閉じています

キョウチクトウ科のチョウジソウ(丁字草)が近くでも薄紫の花が見られるようになった。環境省レッドリストでは準絶滅危惧だが今回発行された埼玉県レッドデーターブック2011では絶滅危惧Ⅱ類(VU)から絶滅危惧ⅠB類(EN)に格上げされた。園芸目的の採取や生育地の環境変化によって希少になっているようだ。


肉眼でも楽に鑑賞できます

サクラソウはすっかり埋もれてしまったが、それでも観察路際にはまだまだ花が見られる。だいぶ葉が大きくなっているが、鮮やかな色の4裂片の花も見られた。


4裂片のサクラソウの横には雌しべをつけた蒴果が見えます