堤防の除草が始まっていた。現在はタデ科のスイバの天下だがこれでギシギシの世界へと移り変わる。
人里の植物は堤防の除草の時期にはいち早く種子を作って次世代を残しているようだ。
9日の秋ヶ瀬グランド横の堤防風景
人里の植物は堤防の除草の時期にはいち早く種子を作って次世代を残しているようだ。
6本の雄しべから黄色い葯をぶら下げる雄花
小さな雌花は毛糸のような柱頭で花粉を受ける
スイバ(酸い葉)は別名スカンポ。葉や茎がしゅう酸を含み酸っぱいのが名の由来。同じく若い茎をかじると酸っぱいイタドリの別名もスカンポだ。
1925(大正14)年に発表された北原白秋作詞、山田耕筰作曲の「酸模(スカンポ)の咲く頃」の「土手の酸模ジャワサラサ 昼は蛍がねんねする ・・・」はさすが一世を風靡した詩人の発想だ。
スイバは早春から飛び交うベニシジミの食草です