フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

ツルウメモドキの雄花と雌花を見つけました

2012年05月16日 09時46分11秒 | Main
河川敷の放棄台地で1㎝にも満たない小さな緑白色の花を見つけた。よく見るとつる性のようで花や蕾をいっぱいに付けている。マユミの花もこんな花だったと思ったが様子がチョット違う。


ツルウメモドキの雄花(ニシキギ科のツル性落葉樹)

調べている内にツルウメモドキかもしれないと思った。雌雄異株というので思い当った。花に雌しべが見つからない。去年裏側の方で赤い仮種皮を付けたきれいな実を見つけた。水田になって近づき難い所だったが将に予想通りだった。雌株は同じような花で柱頭が3裂していた。葉も先端が急に飛びだしている。間違いなくツルウメモドキだった。


ツルウメモドキの雌花


ツルウメモドキの仮皮種をつけた赤い実(11年11月30日)

近くにきれいな白い花を咲かせていたノイバラは去年の秋にはあまりきれいとは言えない実を付けていた。花は全く逆でツルウメモドキの花は小さくて目立たない。造形の神の巧みさ公平さには感心するばかりだ。