フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

今年はサクラソウ自生地でノジトラノオが多く見られます

2013年06月22日 12時41分24秒 | Main
今年は田島ケ原サクラソウ自生地でノジトラノオが多く見られる。オカトラノオ属は交雑種を作りやすく荒川河川敷では種を特定できないような個体が多いので嬉しい。
ノジトラノは絶滅危惧Ⅱ類(VU)で埼玉カテゴリーでは絶滅危惧ⅠB類(EN)で、花穂の形がきれいなので減少しているようだ。


葉が細く茎に褐色の毛があり、裂片は細く花穂は先が垂れる

トモエソウとヒルガオが全域で見られ、ノカンゾウの花がチラホラ、ヤブカンゾウも一輪見られました。いずれも雨の似合う花で、3種とも一日花の共通性があります。一日花というとコカモメヅルの小さな紅紫色の花も見られました。


一日花なので蕾がたくさんついています


ヤブカンゾウは雌しべ雄しべが花弁化している

ノカラマツが全域で見られます。ノカラマツは全国的には絶滅危惧Ⅱ類(VU)にランクアップされていますが、荒川河川敷などでは普通に見られ埼玉カテゴリーでは1段階危険性が下がっています。


花は花弁が無く、雄蕊の葯だけが目立つ