フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

サクラソウ自生地では今年初めてアカネやヘクソカズラの花が見られました

2013年06月30日 07時19分14秒 | Main
サクラソウ自生地では今年初めてアカネとヘクソカズラの花が見られた。
去年はアカネの花がほとんど見られなかったが、今年は自生地のアチコチで蔓が勢いよく伸び始めている。緑白色の花は5裂し、雄しべは5個で雌しべは2花柱ある。葉は偽輪生で2枚は托葉が大きくなったもの。対生する本当の葉の柄の付け根からは枝や花序が伸びだしている。根は茜染めの染料になるが非常に手間がかかるようだ。


茜の花は花径約4㎜

ヘクソカズラもアカネ科のつる性の多年草。これからいやになるほど見られる。灰白色の真ん中が紅い。最近はこの紅い部分が大きい花が多く見られるようになった。葉をもむと独特の臭気があるのが名の由来。ヤイトバナ、サオトメバナの別名がある。


ヘクソカズラは長さ約1㎝の筒形の花

鴨川べりのサイカチは今年初めて実をつけて、長い柄の先に20~30㎝の長くてよじれた実をぶら下げている。中に入っている豆は殻が非常に硬く、そのままでは発芽できないという。サイカチマメゾウムシが殻を食い破って中に入った時、まとまった雨が降るとゾウムシは溺れ死んで発芽し、降らないとサイカチゾウムシが中の実を食べて成虫になるという。


中の実が赤くなっているサイカチの豆果