フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

初秋の荒川河川敷はヤブマメ、アキノウナギツカミが多く見られます

2013年10月02日 18時15分51秒 | Main
サクラソウ自生地ではオギやヨシが穂を風になびかせ、荒川河川敷でも薄紫のヤブマメの小さな蝶形花が全盛で、黄色いヤブツルアズキの花は長い豆果をつけ始めています。


地下茎につく閉鎖花も結実するヤブマメ

葉が茎を抱いているアキノウナギツカミも小さな花を風に揺らせ、蝶や蜂が吸蜜に来ては大きく茎をたわませています。


ヒメハラナガツチバチとアキノウナギツカミ

今年はアカネも黄白色の小さな花をいっぱいに咲かせています。茎には下向きの刺があり、葉は対生するが基部の托葉が大きくなって輪生しているように見え、根が茜染の原料。


アカネの花は径3~4㎜、雄しべは5個で花柱は2個

春にきれいに刈られたクマツヅラ(熊葛)が満艦飾に小さな花をつけていました。クマツヅラは外来種とばかり思っていたが、918年に著わされた「本草和名」にも登場していると知ってビックリ。漢方では馬鞭草(ばべんそう)と呼ばれ止血、消炎作用があるという。和名の熊葛は「花穂が長く伸びるため、ウマウツツラ(馬打葛)の転」(花と樹の事典)というが、ちょっとこじ付けくさい。