フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

サクラソウ自生地の植物たちは乾燥化にあえいでいます

2015年05月04日 19時02分07秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

サクラソウ自生地はこのところの暑さと雨の無さで乾き切ってしまっています。

ひび割れしている観察路。表面が乾固しているのは特徴だが水位が下がっているのが致命的

レンリソウも暑さと水分不足で枯れている花が多く、サクラソウも名残の花の勢いがない。その中でも多くの花を付けているのはチョウジソウだ。キョウチクトウ科の準絶滅危惧(NT)で、園芸目的の採取が多いようだが、この点自生地の花は幸せだ。

マメ科のレンリソウは埼玉カテゴリーの絶滅危惧ⅠB類(EN)でやはり減少傾向にあるようだ

 


オオブタクサも擬態するようです

2015年05月04日 01時34分42秒 | 荒川河川敷

荒川河川敷の田んぼに水が入りはじめて景色が活気づいてきたが原野の周囲は未だで原野は乾燥したままだ。
ヨシやノカラマツがのびて膝が隠れるようになり自由には歩き難くなった。
チョウジソウが花の盛りを迎え薄紫のかたまりが見られる。ハナウドの白い花が見られたがまだ咲き始めのようだ。



去年一生懸命抜いた中心部にはオオブタクサはぽとんど見られないがシーズン始めに挑んだ彼らの聖地のような所にはものすごい勢いで繁茂し始めていた。よく見ると一部が濃い緑色になっていていかにも挑戦的でふてぶてしい。
作業するつもりではなかったがあそこだけはという気持ちになり手袋を取り出した。抜いていくとシロザの群生があった。シロザの葉は濃緑色だ、その周囲が濃い緑色になっていたのに気付いた。一種の擬態だった。拍子抜けしたが何となく納得だった。

手前のオオブタクサとは色が明らかに違う濃緑色が多くありました