久しぶりに荒川河川敷の原野に行ってみた。ヨシをはじめ植物たちはもう脛くらいの大きさになっていた。そしてかなりの広さでこの草が生えていたが一体何なのだろう。マメヅタの葉より薄くて大きいが、形はそっくりで高さは15㎝くらいだ。
コヒロハハナヤスリは周囲の草たちの陰になってしまった事もあり探すのに手間取った。
ヒロハハナヤスリとコヒロハハナヤスリの見分けはかなり難しく、栄養葉の形などからしか推測できない。
かなり大きくなっていたが他の草が少ないところに生育するコヒロハハナヤスリ
ジロボウエンゴサクはサクラソウ自生地と同じで群生は見られなかったが、小さな株がアチコチで見られた。
ケシ科のジロボウエンゴサク
エキサイゼリはもう見られるはずと思いこんであちこち探したが、株は見られるものの花は見られず、日のよく当たる斜面でようやく蕾をいくつか見つけた。どうしてエキサイゼリだけ遅いのかと過去の写真を探すと4月末が多く、まったく自分の思い違いだった。
チョウジソウの花は一部で見られたが、どの株も多くの蕾を膨らませ、間もなく花盛りを迎える。
蕾を膨らませているエキサイゼリ
ツボスミレやアリアケスミレは群生こそ見られなかったが、アチコチで花開いていた。
明日の東京新聞の朝刊にサクラソウ自生地の顧問の先生のコメントが載るというので、どんな記事なのか楽しみだ。