フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

渡良瀬遊水地ではノジトラノオが豪華な花穂をつけていました

2012年06月28日 18時24分06秒 | Main
渡良瀬遊水地の湿地園のノジトラノオはちょうど花の盛りで一番いい時期だった。花穂の感じはオカトラノオ属の中で一番豪華で優美だ。葉は比較的明るい緑色が多く長楕円形で先は自然に細まっている。花穂は花が平らには開けないほど密集して付いている。裂片は幅が狭い楕円形だ。

湿地園のタチスミレはこの時期でも花を付けていた。花径1㎝くらいの小さな花で白い距は探すのに苦労したほど小さい。高さは1mくらいにまでなりヨシの間に生えるというが葉も長い3角形だ。環境省レッドデータリストの絶滅危惧Ⅱ類(VU)という。


柱頭はカマキリ型。中にクモが入っているようです

ノジトラノオとヌマトラノオの雑種というノジヌマトラノオも見てきたが、花期にはまだ少し早いらしく株数も少なかった。3年前の印象よりもっと花付きが疎らで葉も細くて本当にひ弱な感じだった。

渡良瀬遊水地の面積は3,300haでとにかく広い。網走湖と同じ面積というが自転車で走っていてもヨシの間の狭い道は自分が何処にいるのか分からなくなってしまう。心細くなりかけた時にコヨシキリが大声で囀ってくれた。


コヨシキリは眉班がハッキリしている


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