13日に補完地に行って来た。補完地は万一指定地のサクラソウが全滅してしまった場合の備えで、見学を目的にした施設ではないが、彩湖の堤防上からもサクラソウの群落がはっきり確認できた。
堤防上から補完地を望む。ピンクがサクラソウ、黄色がヒキノカサ
ここはノウルシがほとんど無く、大きな植物はこれから大きくなるヨシやオギだけなのでサクラソウと小さなヒキノカサの黄色の花が多く群落をつくっている。
自生地より湿地環境に恵まれているのでサクラソウもヒキノカサも花が一回り大きく元気な気がする。吸蜜に来るハチも多いようだ。サクラソウは花筒が長いので普通のハチでは蜜を吸えない。口吻が長いハチでないと吸蜜できないのだ。ヒゲナガハナバチならニッポンヒゲナガハナバチでもシロスジヒゲナガハナバチでも吸蜜できる。来ていたのは種までは同定できないがヒゲナガハナバチのようだった。このハチなら正常な種子繁殖もできそうだ。非常に嬉しい光景だった。
見学用に作った施設では無くても周回道路からでも十分にサクラソウの群生をお楽しみいただけるので、荒川彩湖公園側に行ったら是非ご覧頂きたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます