休耕田でタマガヤツリの群生の中をキクモの花を探して歩いていると何か白いものが見えた。近づいてみるとバッタの脱皮の殻で、すぐ近くに脱皮した成虫?がいた。羽根も伸びているのでしばらくすれば飛び立つかもしれないとみていたが、そうは簡単ではなかった。
もう羽根も伸び出していたが(7時41分撮影)
怪人20面相みたいだけど、固まっちゃっているのではなさそう(8時10分撮影)
アゼトウガラシの雄しべの上側の2個が短く、長い下側の2個が長くてどちらも花粉を出すという。下唇の黄色い斑紋が種の特徴で目立つが、雄しべの確認は難しい。
上の短い雄しべは確認でき、下もかすかに見られる?
18日に見つけたサワトウガラシを今日は2株見つけた。久し振りに見つけた希少種だが埼玉カテゴリーでは絶滅危惧ⅠA類(CR)なのに全国カテゴリーではランクなしだ。
埼玉県の2011年の調査では1件しか報告が無かったというサワトウガラシ
上記アゼトウガラシもサワトウガラシも従来の分類ではゴマノハグサ科だが、遺伝子による新しい分類体系のAPG分類体系の第2版ではではオオバコ科に移され、2009年の第3版ではアゼナ科またはアゼトウガラシ科として分割が認められたようだ。
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