フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

今年は自生地の申し子のような田口時男さんはいません

2014年03月29日 14時52分48秒 | インポート

2014年の田島ケ原サクラソウ自生地を守る会の現地案内活動が好天の3月28日(金)に開始されました。4月27日(日)まで約1ヶ月です。雨など天候の悪い日はお休みですが、田島ケ原サクラソウ自生地に来た際には是非石碑前のテントを訪れてください。


25日初咲きが見られたサクラソウは多くの花をつけていました

28日は朝から晴れ渡り、ほとんど無風で最高気温は22℃まで上がり、5月上旬の暖かさでした。アマナは全開でいつもはうつむきがちな花が茎をいっぱいに立てて白い花を咲かせていました。そして早くもノウルシが全域で黄色く色づき始め、繁茂しています。


上を向いて開いたアマナに吸蜜に来た蜜蜂

ノウルシに吸蜜に現れたベニシジミ

田島ケ原サクラソウ自生地の生き字引のような田口時男さんが3月17日に急逝。誰よりもサクラソウ自生地を愛した彼がいないのは寂しい限りです。今日のような好天の日ばかりではなく荒天の日にも自生地に通い続けていました。ここの植物を紹介するのが何よりの楽しみだった彼の笑顔が目に焼き付いています。
ご冥福を祈ります。


田口さんがいたら満面の笑みで指棒を向ける今日咲いたヒキノカサ


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