9年振りにサワトラノオに出会いました。
それも平成06、07年に観察できた休耕田が耕作されるようになり見られなくなって、近辺の畦などをさんざ探して諦めざるを得なかった過去があります。
そんな事も忘れて荒川河川敷の原野に行く途中、農道から今年から休耕田になった草地を何気なく見ると何と白い三角錐が固まっているではありませんか。慌てて自転車を降りて中に入ると間違いなくサワトラノオです。
大きな株が3つありました。その他奥の方にもアチコチにありました。それも9年前の隣にできた休耕田です。
嬉しくて初恋の人に出会った気分でした。サワトラノオは環境省レッドリストの絶滅危惧ⅠB類(EN)の希少種です。
サワトラノオはサクラソウ科で花びらは普通5枚ですがこのように4枚もあります
そしてこうゆう環境が無くならない荒川流域であって欲しいと思います。
上尾の道路計画で移植されたのは寡聞にして知りませんでした。
フグさんが見かけた2日前に、おそらく同じ場所のサワトラノオを見つけ、夢中で写真に収めました。
最初、遠目にはミツガシワでも咲いているのかと思ったのですが、こんな低地にミツガシワもないだろうということで、よく見てみたら、例の数年前の上尾の道路計画で移植を余儀なくされたサワトラノオではないですか。
帰宅してサワトラノオについて早速ネットで調べてみたら、このサイトの過去のログを見つけ、あ、やはりここにも咲いていたんだと再確認したところです。その後、今年の写真がアップされたので、ちょっと嬉しくなりました。