フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

夏日の今日、キュウリグサ、オランダミミナグサ、コオニタビラコなど全開でした

2009年04月11日 23時07分52秒 | 花の和名

今日は全国的に晴れて気温も高かったようで、さいたま市も完全な夏日だった。桜は散り急いで全体的に赤茶けた色に変わり、早咲きは葉をつけて緑に変わっていた。
明るい光に満ち溢れ、風もない穏やかな桜区の農道脇や田畑の休耕地にはたくさんのツクシンボウが生え、よく見るとキュウリグサが小さなライトブルーの花を群生していた。

コオニタビラコが黄色の群落をそこここに作り、アリアケスミレの株は多くの白花をつけてまさに春爛漫だった。


ゲンゲとオランダミミナグサ

青天の時に開くオランダミミナグサとタチイヌノフグリ

そしてオランダミミナグサがこれ以上は開けないくらいに象牙色がかった白い花を開いていた。


アリアケスミレとオランダミミナグサ


さいたま築堤は工期が延び、錦乃原桜草園祭りが開かれます

2009年04月10日 16時31分45秒 | Main

例年なら3月の年度末で終わっているさいたま築堤工事だが、多くのダンプが昭和築堤工事場に出入りしていた。工事のお知らせを見ると5月28日まで延期になっていた。

土屋地区では土屋築堤と西遊馬築堤の間を西遊馬下築堤工事として5月25日までの工事が始まっていた。工事のピッチをあげて早くさいたま築堤工事を完成させてほしいとは思うが、年度初めから工事を始めたのは何かが変わったのだろうか。

錦乃原桜草園祭りは4月19(日)・20(月)・21(火)日の3日間行われる。
ここは規模は小さいが、サクラソウの花の色々な違いを間近で観察するには適している。治水橋下の自動車教習所の先だ。


さいたま市の荒川堤と水田の花4月の田島ヶ原サクラソウ自生地をアップしました。


荒川土手にはスミレが咲きコスミレは名は体を表していました

2009年04月08日 00時14分53秒 | 花の和名
昨日はスミレは4月中旬に咲くと書いたが、今日の荒川土手で大きな紫色の花をつけていた。花径約2~3cmと大きい。色が非常に濃く、花茎特に根元近辺に毛が多いのはここのスミレの特徴だ。側弁の毛も多く確認しやすい。

八島付近の去年築堤した土手の南面にも鮮やかな紫色の、こちらは花径1.5㎝くらいと小さなスミレが咲いていた。最初はさっきとは大きさだけが違うスミレと思った。でもよく見ると葉の様子が違う。裏を見ると紫色を帯びていた。コスミレ?側弁の毛もなさそうだ。どれも同じで結局文字通り小スミレだった。

三条町の農道脇ではノジスミレが相変わらず濃い紫の大きな花をつけていた。このスミレは花も葉も全体的に何となくしまりが無いので比較的分かりやすい。花径は2.5cm以上あり全体的に毛が多そうな印象だ。

三条町でも帰りの荒川土手でも花径2㎝くらいの比較的大きなやさしい感じの白花が咲いていた。アリアケスミレらしいので道場4丁目のかっての群生地に寄ってみるとこちらもあちこちで白花が咲いていた。但し花径は1.5㎝と小さくまさにアリアケスミレだった。


空には桜の花が満開で地上にはスミレの季節到来です

2009年04月07日 00時07分22秒 | 花の和名
いよいよスミレの季節到来。と言ってもスミレはまだだ。???スミレは総称でもあり一品種の名前でもあるのでややこしい。濃い紫色のスミレが咲くのは比較的遅く中旬頃からだ。
上品な薄紫色の花のタチツボスミレはポピュラーで群生することが多いが、何処でも見られるだけに色も形も変異が多い。
スミレの基本的な分類は地上茎のある無しで有茎種の代表がタチツボスミレだ。と言っても茎はかなり根元近くから分かれるのでよく見ないと分からない。櫛の歯状の托葉がタチツボスミレの特徴だ。

コスミレ、マルバスミレそしてエイザンスミレはいずれも無茎種。
コスミレは小さくないのにどうして付けられたのかは不明と言う。そしてこの種こそ変化が多くて見分けるのが難しい。側弁の毛は種の判別の重要なポイントだが、あったりなかったりでそれが役立たない。

マルバスミレは葉も花も丸みを帯びて可愛らしい白色のすみれ。

エイザンスミレは葉が切れ込むスミレでは一番ポピュラーで花はピンク色を帯びる。


田島ヶ原サクラソウ自生地に行ったら是非ガイドして貰うといい

2009年04月05日 00時22分34秒 | Main


若草色のノウルシも絶滅危惧種でよく見ると面白い(4月4日現在)

田島ヶ原サクラソウ自生地の生き字引みたいな田口さんとお会いした。いつも通りニコニコと明るい笑顔で話し始めた。「ツボスミレがたくさん花をつけている所を知っているかい?」首を横に振るとすぐ歩き出した。


ツボスミレの後ろにはジロボウエンゴサクも

細長い波を打っている葉を叢生しているのはコバギボウシでツンと立っているはアマドコロ。「アマドコロが小さいけれど一つだけ花をつけているのがあるよ」という。ついて行くと確かに小さな花らしきがあった。さすが生き字引。


4月中旬に葉のもとに1~2個づつ白い花を下げる(ナルコユリに似る)

見に来た人に説明して喜んでもらえるのが無上の楽しみという。話好きが歯なしで少し聞きづらい面もあるがとにかく情報が多く植物の知識も豊富だ。今のシーズンはほとんどいるので行った際には是非ガイドしてもらうといい。