フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

早起きは3文の得、このことわざを実感しました

2009年05月10日 22時52分55秒 | 花の和名
10日振りにバラモンギクに会いに行った。着いたのは7時を若干回っていた。大きな株を撮ろうとして、汚濁色の綿毛の塊のようなものに気づいた。近づいてみると冠毛だ。それも風で折れたのか下を向いている。でも本当にデカイ。直径は約10㎝ぐらいもあった。

バラモンギクをあれこれ写していると近くの木々からしきりに鳥の警戒音が聞こえた。何鳥だろうと懸命に探すと枝の後ろの方に隠れた小鳥が見えた。枝や葉にさえぎらて全体は見えない。でも嘴などからモズの幼鳥のようだ。

エキサイゼリに朝露が降りていた。それも半端ではなかった。セリ科の花だけに露が降りたのを撮れたのはラッキーだ。
エキサイゼリは益斎芹で富山藩主前田利保が採取し、画家に描かせたのでこの大名の号の益斎が名の由来という。絶滅危惧IB類(EN)にノミネートされている。


荒川堤防内の水田地帯にオオヨシキリの囀りが響きました

2009年05月09日 23時07分53秒 | 風物詩
今日は好天に誘われて道場地区の荒川堤防内の水田地帯に行った。かなりの部分ですでに田植えが終わっていたが、今日もアチコチで田植え機が動いていた。

公有地なのだろうかヨシやアシそしてノカラカマツなどの雑草たちが人の丈ほどに伸び始めていた。そしてハナウドが一面に白い花をつけ、オオヨシキリが枯ヨシに止まって大声でギョギョシギョギョシ、ケケチケチと囀っていた。

ハハコグサが水田に向かって葉を広げていた。
ハハコグサは何処にでもあるが、黄色い粒々の集まりが一つの花のように見える。でも実際は一つの黄色い粒も花の集まりで、多くの小花(舌状花)で作られている。その一つひとつの小花が受粉し結実して綿毛を飛ばす。一株のハハコグサは膨大な子孫を残す機構を持っているのだ。

さいたま市の荒川堤と水田の花のホームページに子供たちが遊べる原っぱは大切な自然環境です
をUPしました。是非ご覧下さい。

荒川上流の左岸河川敷でウサギアオイに初見参です

2009年05月05日 09時51分48秒 | 花の和名
荒川自転車道を上江橋で別れ左岸堤防を上流に向かった。開平橋からは堤防上が通れず、河川敷を走った。
途中見慣れない花があった。1㎝に満たな無い花だが、白い少し赤みがさしている、結構目立つ花だ。楕円形で切れ込みのある葉が大きい。

なに科の花だろう。色々考えたが思い浮かばない。そうだ花の形はゼニアオイに似ている。

やっとウサギアオイらしいと見当をつけた。でも、フユアオイもそっくりだ。茎は直立していなかったので別名ハイアオイの名もあるウサギアオイにほぼ間違いない。
いずれにしても希少種だ。

荒川河口に自転車行、久しぶりにブタナに出会った気がしました

2009年05月03日 12時45分37秒 | 花の和名

昨日は天候の良さに誘われて初めて荒川の河口までツーリングしてきた。
周囲の堤防にはアカツメクサ、シロツメクサそしてコウゾリナの群生も多く見られ、本格的ゴールデンウィークの幕開けとあって河川敷は賑わっていた。


コウゾリナを撮っていたらモンシロチョウが飛んで来ました
河口まで2㎞位の所、コアジサシが何か獲物を見つけたようです

11時35分右岸突端に到着。高く伸びた枯ヨシの向こうにゴミ焼却場の高い煙突と窓の無い異様な建物がそびえ、水も黒っぽく何となく空気も淀んだような雰囲気だった。

戻り際すぐの堤防斜面が黄色の群落に覆われてい、どうせコウゾリナだろうと思ったが帰路についた気安さから自転車を降りた。
マツバウンランとのツーショットを撮ろうとして何か違う事に気づいた。


荒れ地に群生するするというブタナ別名タンポポモドキ

よく見ると茎葉が一つも無い。地上から50㎝くらい伸びた花茎の先に3~4㎝のタンポポそっくりの花が付いている。
そうだタンポポモドキだ。昭和の初めに渡来して今では全国に分布しているようだ。北海道以来の気がしたが、タンポポそっくりなので普段は見逃していたのかもしれない。
正式の日本名はフランス語俗名のSalade-de-pore(豚のサラダ)からブタナになっているようだ。


葉は全て根元から生える根生葉で茎にはまばらに鱗片がある

左岸突端には清州大橋を渡って行ってみたが、こちらの方がかなり海に突き出ていて爽やかさはあったがアンツーカー等で整備され過ぎていて面白みは無かった。
8時に自宅を出て16時30分帰宅、全行程90,2㎞の自転車行だった。

さいたま市の荒川堤と水田の花マンスリー・レポート27をリニューアルしました。