フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

自転車道迂回路で2羽のアオサギと出会いました

2010年02月14日 21時43分09秒 | Main
荒川自転車道迂回路の塚本地区のヨシ原は道路側の2mくらいは刈り込みしてあるが、野焼きの予告看板は出ていない。昨年は2月28日予定だったが悪天候で2度延期され、たしか3月11日に風の中強行された。


今日もロードレーサーはヨシ原の脇を走り抜けていました

今日はそのヨシ原の中にある田の畔に2羽のアオサギがいた。位置を変えて写しても飛び立つ気配は全く無く、毛づくろいをしているだけだった。
背色に濃淡があったのでつがいかと思ったが、雌雄同色との事で必ずしもそうではないようだ。


角度を変えたら2羽とも毛繕い中でした

アオサギ(蒼鷺)はコウノトリ目サギ科の留鳥で日本のサギでは最大と云われるが、このように首を縮めているととてもそうは思えない。


09年5月27日、自生地より鴨川に居たアオサギ 


昨日と打って変って10℃以上も気温の低い曇天の一日でした

2010年02月10日 22時01分06秒 | 花の和名

道場4丁目の公有地は野焼きが行われたようだったが、草はらが多く病虫害の駆除が大きな目的のようだ。ごく一部のヨシが繁茂していた所は深々とした焼き灰が残り、何となく今年はまたアリアケスミレの群生が見られるような気がした。

今の季節、堤防では色々なロゼットがあるが、たまに思いついても種を特定するのはナカナカ難しい。今日はどうやらメマツヨイグサのロゼットを見つけた。

ハンノキの雄花序は最初は上向きに付くと図鑑にあるが、自生地で気がついた時には全部垂れ下がっていた。今日初めて上向きに付いている若い雄花序を見てやっと納得だった。


左下の松ぼっくりみたいのは前年の果実です

サクラソウ自生地ではサクラソウ情報の青木さんがニコニコ顔で近付いてきた。昨日の暖かさでサクラソウが上向きに発芽するようになったという。


アマナの若い芽とのツーショット

そして今年はアマナが多く自生地の至る所で見られるとも言っていた。
なるほど昨年Aブロックの大株のアマナが見られた所では、すでに大きく双葉を広げているのが一株だけだが見られた。

そしてその近くにはユリ科のノカンゾウが早くもしっかりした若葉を芽生えさせ、キンポウゲ科のノカラマツも赤紫の柔らかな若葉を這わせていた。


今は地味なノカラマツですが、毎年勢力は伸ばしています


小石川植物園は梅や寒桜が満開で、タチツボスミレまで咲いていました

2010年02月07日 22時51分53秒 | 花の和名

小石川植物園で今年初のタチツボスミレの花を見つけた。
野や山そして路傍でも見られるポピュラーなスミレで群生する事が多い。08年3月7日にはここでかなり咲いていたので国会前庭南面はさぞかしと思い、勇躍行ってみたが群生はおろか一輪も咲いていなかった。
それにしても1ヶ月も早い。周囲を見回してみたがこの花以外はしゃがれたのが一輪だけだった。


私にとって今年初めてのスミレ

スミレの由来は距のある花の形が大工さんの墨入れに似ているから、ツボは庭の意で身近な所に生える事から、タチは花の盛りを過ぎた頃から茎が立ち上がるように伸び出す事からと云う。

梅林は白やピンク、そして紅色の花で彩られていた。前回も目立っていた一対の大きな白梅と紅梅はますます見事だった。


白梅は長寿、紅梅は黒雲

カンザクラは今が満開だろうか、青空にピンクの花をつけた枝を大きく広げていた。

さいたま市の荒川堤と水田の花のホームページに立春の朝はキラキラ輝く雪景色で明けましたをUPしました。


次第に北風が強まり、一時的な突風はかなりの迫力でした

2010年02月06日 22時14分14秒 | Main

錦乃原桜草園に着いた時には予報通り冷たい風が強くなっていた。
1月27日に見つけたサクラソウの若芽はこのところの寒さが影響しているのか、思ったほどには成長していなかった。


サクラソウの若芽たち

治水橋から堤防上を戻るとフォローの風に背中を押されて楽な事、ペタルを踏まなくても進むような感じだった。
チョウゲンボウがホバリングをしているのが見えた。慌ててカメラを出したが風が強くてナカナカ焦点が定まらない。慌てれば慌てるほどダメだ。間もなく少し先の斜面に下りた。近づいてシャッターを押そうとしたら無情にも電池切れ。スペアーを出すのもももどかしく撮った写真は見事なピンボケだった。その後も繰り返したホバリングをやっと1枚getできた。


チョウゲンボウ(長元坊)はタカ目ハヤブサ科、かなり低空です

それにしてもホバリングを長く、何度も繰り返していたのは本当に獲物を狙っていたのだろうか?斜面に降りたのも獲物を捕らえるような急降下ではなかった。風と遊んでいた様にも見えず、強い風で思うように飛翔できなかったのだろうか。

サクラソウ自生地のハンノキの雄花序はかなり黄色みを帯びて花が咲いているような感じだった。雌花の花柱は紅色で2裂するというが、雌花序は鮮やかな赤色になっていた。


ハンノキの雌花序、尖って見えるのは花柱でしょうか


立春の朝は青空の下、朝日に雪景色が輝いていました

2010年02月04日 19時42分01秒 | Main
立春の今朝、外は朝日に輝く雪景色が広がっていた。
昼のニュースでは北海道の占冠村で今冬一の寒さで氷点下34.4度を記録したと報じていたが、自分にはとても想像できない気温だ。
節分寒波という言葉もあるらしいが、木の芽が膨らむこの時期は時として厳しい寒さになり易いのかもしれない。


立春の朝、10時15分のサクラソウ自生地。1時間後には雪は殆ど消えていました

サクラソウ自生地でサクラソウ情報の青木さんにお会いした。「雪でサクラソウの若芽が凍傷にかかっていないか心配で見に来たが、無事だったので安心した」とニコニコ顔で第1号の若芽に案内してれた。発芽第1号の近くには新しい小さな芽も伸び始めていた。


斜め上と右上に新しい芽生えが見えます

鴻沼川畔の遊歩道でジョウビタキと出会った。以前は自宅近くでも見かけたが久し振りで嬉しくなり自転車を止めた。普通は止まると遠くに飛び去ってしまうが、この鳥は「ばかっちょ」の別名があるくらいであまり人を恐れない。飛び立ってもすぐ近くに止まって遠くに逃げる気配はなかった。


尉鶲の尉は翁の意味で灰白色の頭を老翁に見立てた

ジョウビタキ(尉鶲、常鶲)はスズメ目ツグミ科(ヒタキ科)のスズメ大の冬鳥で河川敷、市街地の空地などやや開けた環境を好み、秋冬は雄雌とも一羽づつ縄張りを持つという。雄は胸から腹にかけての鮮やかなオレンジ色と、灰白色の頭が特徴で、「ヒッヒッ」「カッカッ」と鳴き、火を焚くときの火打ち石の音に似ていることから、「火焚き(ヒタキ)」の名が付いたともいわれる。