フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

塚本地区の野焼きは早春の風物詩になりつつあるようです

2011年02月05日 22時45分11秒 | Main
今年の塚本地区の野焼きは好天に恵まれて8時半に塚本横堤の先端辺りから火が入れられた。
農家組合の人達40人余りが集まって間違ってもゴルフ場側には延焼しない態勢で行われ、ほとんど無風状態だった事も手伝って約1時間30分で無事今日の予定を終了した。


朝の農道のオランダミミナグサは白く化粧していました

野焼きは稲作農家にとって病虫害(カメムシ等)の駆除に欠かせない行事だが、そればかりでなく不法投棄防止にも役立つという。
今日は事前に片づけたようで大きなものはなかったが、荒川監視員の話では今河川敷にはブラウン管テレビの不法投棄が目立つと言う。放棄は単に法に違反するだけでなく自然も破壊する2重の悪行で、そんな不心得者は厳罰に処すべきと思う。


わざとらしい咳をする人もいてツーリングの人たちも様々

昨年は119番通報などがあり、荒川河川事務所、市役所なども駆け付け、お役所の横の連絡の無さを見せつけられたが今年はそのような事もなかったようだ。
途中からはシニアーのカメラマンたちも来て盛んにシャッターを押していた。野焼きが稲作農家にとって必須の事として認知されつつあり、早春の風物詩としても定着しつつある事を感じさせられた今日だった。


トリテツならぬトリヤキの人たち


久し振りの東御苑は蕗の薹が顔を出しパレスホテルが威容を現しつつありました

2011年02月02日 19時29分48秒 | 花の和名

お昼休みの東御苑は観光客と近くのサラリーマンたちでにぎわっていた。
雑木林の入り口近くのソシンロウバイはほぼ満開に近く記念写真を撮っている人も多かった。
木々は未だ葉は付けていないがよく見ると赤いとんがり帽子のような冬芽をいっぱいに付けている。林床の落葉の中にフキノトウが元気に顔を出していた。

シナマンサクは大きな枯葉のかげに鮮やかな黄色の花がついているのが見られたが、まだまだ咲いていると言えるほどではなかった。


葉の陰にわずかに黄色い花が見えます

シナマンサクは中国中部原産で花時に枯葉が残り、日本固有種のマンサクに比べて葉も花も大きい。
長さ1~2㎝の線形の花弁が四方に広がるが、枝先に数個の花がかたまって付くのでよく見ないと分からない。


3個花が付いていますが、まだ花弁は開き切っていません

名の由来は野山で他の花に先駆けて咲くので「まんず咲く」が転訛したとの説とたくさんの花を付けるので豊年満作の意味から満作の2説がある。

展望台に形を現しつつあるパレスホテルの階数を数えている2人連れがいたが、大手門入口の交番前から見ると将に威容だった。5ヶ月振りなので工事が進むのは当たり前だが、圧迫感さえ感じさせられた。


大手門の交番前から見た工事中のパレスホテル

さいたま市の荒川堤と水田の花のHPに田島ヶ原サクラソウ自生地の二十四節気の正式の入口を作りました。HPとして独立してもいいくらいの内容がありますので是非ご覧ください。