フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

今年は全体的に遅く、サクラソウの見頃はこれからです

2011年04月10日 21時31分24秒 | Main
桜草公園の桜は満開になりレンギョウの黄色、ユキヤナギの白と共に素晴らしい春景色を展開している。


手前の桜の奥も満開の桜です

金曜日は強風が吹き荒れ昨日は雨の予報がさいたま市近辺だけ降らず夜にホンのお湿り程度の霧雨があった。それでも乾き切った自生地の植物には恵みの雨だった。

今年のサクラソウは寒さと乾燥の影響で丈も花も小さく奇形のようなのも多い。でも今日の暖かさで開花が促進され群生と言える所も出てきた。


4裂の花も見られます。一生懸命探してください

ノウルシも生長が遅くあまり高くはなっていないのでサクラソウがあまり隠される事もない。


手前にサクラソウ、奥は桜そしてサクラソウ水門

ヒキノカサが群落にはまだ遠いがアチコチで小さな黄色い花を咲かせている。アマドコロも気の早いのは小さな白い蕾を付けている。ツボスミレもA区の中央角付近に固まって花をつけている。
土が露出しているような所が多いので今年のサクラソウはこれからが本格的な観賞期になりそうだ。

サクラソウが次第に見ごろを迎えつつある田島ヶ原自生地

2011年04月07日 22時42分28秒 | Main
気温が20℃くらいまで上がり4月下旬の暖かさになった今日は、桜の開花が進み多くの所で満開になった。
桜草公園の桜はまだ5~6分咲きだったが明日も暖かそうなので一気に満開になりそうだ。サクラソウも頑張って花を咲かせているが桜のように一気にはいかない。でも群落まではいかなくてもかたまりは4~5ヶ所でできてきた。


E区のサクラソウとノウルシ

まだ高さも花も小さいが6裂片のサクラソウも見られた。他の植物も今年は遅いのだから頑張って沢山の花を咲かせて特徴の、色の濃淡、裂片の数や形、目の鮮やかさなど変異の多さを楽しませて欲しい。


左端と右端の花が6裂片で真中の2花は通常の5裂片

天敵とも言えるノウルシとのツーショットも見られた。


サクラソウはもうノウルシに負けていますが、凛としています


4月下旬の気温になった今日のクズの根っことの格闘余話

2011年04月06日 23時06分16秒 | Main
今年から仲間たちと河川敷の耕作放棄地の再生・保護活動を始めた。


放棄地にはノウルシの黄緑色が群生しています

まず、縦横に地を這っているクズの蔓の撤去作業をしているが、何年も放置されて大きくなっている根塊は手ごわい。今日も根っこと格闘していると何だかカッカッカッと規則正しい音が聞こえた。不思議に思いながら近くの木を見ると一番小さなキツツキのコゲラが一生懸命首を打ちつけていた。


やっと掘り起こしたクズの根っこから芽が出ています
全長15cmくらいの最小の啄木鳥

小さなジロボウエンゴサクが花をつけているのを見つけた。本当に小さな株で花もわずか4輪だった。長崎では普通に見られ珍しくも何ともなかったが、関東では同じケシ科キケマン属のムラサキケマンの方がポピュラーだ。


スミレを太郎坊と呼んだ地方の方言からという

何処からか土をつけた色の無い小さなアマガエルくらいの蛙が出てきた。冬眠から覚めて這い出してきたのだろうか?まだ水が何処にもないのに何処から来てどこへ行ったのか不思議だった。

サクラソウは昨年より10日遅いようです

2011年04月02日 18時06分09秒 | 花の和名
今年2回目の田島ヶ原サクラソウ自生地を守る会のボランティア活動日だったが、相変わらずノウルシが全盛だ。


背景の自生地は黄緑色のノウルシに覆われています

サクラソウは開花が昨年一昨年より10日遅かったのをそのまま引きずってまだ全体的に僅かだ。咲いているのも背丈が小さく花も小さい。

このままでは今年は桜の花に追い越されてしまいそうだ。でもB区など一部ではいつもよりたくさんのサクラソウの株があり、周囲にノウルシも無く開花すればかなり楽しめそうだが、近年は開花率が3割をも割り込んでいるのがチョット気がかりだ。

ユリ科のアマナは終りに近く今日は午前中曇っていたので殆ど開花していなかった。ヒロハハナヤスリは自生地のアチコチで群生しているが、ヒキノカサはまだ見られない。ミツバツチグリはD区の真中あたりで僅かに5輪くらい咲いていた。


コバギボウシなどに囲まれ花を付けるミツバツチグリ